みんなのレビューと感想「娘を●る街～昭和の赤線・吉原～」（ネタバレ非表示）（27ページ目）

いい子

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チヌ、いい子です。
おちょろ舟でひどい目にあっても、
かたぎのお母さんにひどいことを言われても、
相手に、ひどい言葉はぶつけない。
自分だって辛くて悲しくて、姉やんにあいたいだろうに。
いつか若様でなくてもいい人に助けてもらいたいと願います。

切ないなあ、と思いました。女というだけで、人として扱われない時代があったんだと改めて実感します。
不幸、という言葉で片付けるには切なすぎる話。

女性の性は、お金になるけれど、その価値は本人が決めることもできないし、ましてや利益を受けることは難しい。いつの時代も。

怖い

とてつもなく怖い世界が、叙情的な絵によって鮮やかに繰り広げられていました。ついつい先が気になり読み進めてしまいました。

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女郎にならないと生きていけない女性達の哀しさももちろんだけど、男女関係や人間関係も哀しい。
おちょろ舟は、最初の段階で結末がわかってしまった。それも哀しい。いつの時代も、男のやることは変わらないのか、貧しさ故の悲劇なのか。

短編だけど

4話分で完結の短編集だけど、キャラのバックヤードもしっかり描かれていて、楽しめました！女郎の復讐を見届けました〜

現代では考えられないことだけど、リアルな感じのストーリーです！
それでも逞しく生きている女性のお話って感じがします！

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おちょろ舟だけを
読みました。
ずっと兄妹のように
助け合って育ってきた
兄が事故で怪我をして漁に
出れなくなってしまった。
それを機に妹は身体を
売り出します。
そこから運命な歯車が
おかしくなってしまって
悲しいお話でした。

似たような作品

同じ作家さんで同じようなストーリーでした。
こっちの作品のほうがシリアスです。
コミカルなところは殆どありません。
ただ絵柄がとてもキレイなので、吉原の女性は魅力的に描かれています。

主人公がかわいそうで、残酷なシーンも多いです。濡れ義務を着せられ、死んでしまった父親の敵を打つことができるのか、読んでいきます