みんなのレビューと感想「娘を●る街～昭和の赤線・吉原～」（ネタバレ非表示）（11ページ目）

女郎の内面を知ることのできる作品

声なき～を読んで、同じ作者が別の女郎の話を書いていると知り読んでみました。
短編集となっているので、色んな境遇の人物の人生がいい意味でさくさくと読めます。
内容的にもそこまで重くなく、読みやすい作品だと思います。

すごい時代だった

男女平等を叫ぶ現代においても、結局は、男と女は違う。
身体の作り、脳の働き、遺伝子レベルで違う。
その違いを認め合う事が、本当の平等だと思う。

この時代、女は人として扱われない。それはあまりに辛すぎる。これが現実だった時代があったなんて、心が傷む。今は本当に良い時代になった。

悲しみ溢れる作品だけど

悲しみ溢れる作品だけど、何故か引き込まれてしまいます。時代時代で苦労した女性が、それでも力強く生きたことに考えさせられます。

この時代は貧しさゆえにこのようなことが多かったのでしょう。しかし自らの境遇にめげずさらには敵討ちまで成し遂げてしまう女性もいたんだな

強い

この作者さんが描かれている女の人はみんなどれもひどい環境ばかりなのに、とても強いです。どんなことがあっても負けない。それが実際の人々とどれくらい同じなのか分かりませんが、女郎はきっと強くないと生きていけなかったのでしょうね。。。

なんとも言えない気持ち

昔は男ばかりが生まれて喜ばれるかと思っていたが、違う意味で女の子も喜ばれたのかと思うと、なんとも言えない気持ちになりました。

涙

涙なしでは、読めんです。

生きていくために、手段を選べない人たちがいたんだと、、、

家族のために、、、なんとも言えないです。

吉原

吉原物、花魁物が好きです。
好きで読みますが　いつも少し切なくなります。
家のため、家族のため、売られていく娘たち。
幸せになれた者は少ないのでしょうね。

辛い人生

吉原は、本当に過酷なところだったと思います。漫画や小説に描かれるのは、大籬が多いですが…。主人公は、格下の店からどんどん出世し、てっぺんをとります。漫画ですから、現実はあり得ないのでしょうが、興味深く読みました。

時代物

時代物ならではのお話。ちゃんと調べられているからかどこにも違和感がない。ちょっとでもあるわけないと思えたら先を読めなくなるのにそれがまるでない。