[小説]笑え、リビドー!
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あらすじ
「平田さんて、かわいいよね」会社の喫煙室から聞こえてきた会話に、平田嘉奈は思わず足を止めてしまう。声の主が職場のイケメン有望株・眞野灰路だとわかり喜ぶも、続けて聞えてきた、嘉奈を「かわいい」「好きだ」という“理由”にがくぜんとする。「笑い声から想像できる喘ぎ声が好き」あげくに──嘉奈の笑い声を録音していると、しれっと悪びれもせずカミングアウトする灰路。てかそれって犯罪スレスレ、いやアウトですからっ!とんでもない性癖にドン引きした翌日、灰路は「バレンタインデーだから」と涼しい顔で嘉奈に贈りものをする。嘉奈の手に残された小さな箱の中身はチョコレート……ではなく、ダイヤの指輪!?「ホワイトデーには僕の奥さんになってもらおうと思って」はい? 意味がわかりません! 私たち、ただの同僚ですよね!?アウト寄りの犯罪スレスレ声フェチ残念変態イケメンと、ちょっとワケあり純粋OL。バレンタインデーから始まる、1カ月間のハイテンション恋愛攻防戦開幕!
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「平田さんて、かわいいよね」会社の喫煙室から聞こえてきた会話に、平田嘉奈は思わず足を止めてしまう。声の主が職場のイケメン有望株・眞野灰路だとわかり喜ぶも、続けて聞えてきた、嘉奈を「かわいい」「好きだ」という“理由”にがくぜんとする。「笑い声から想像できる喘ぎ声が好き」あげくに──嘉奈の笑い声を録音していると、しれっと悪びれもせずカミングアウトする灰路。てかそれって犯罪スレスレ、いやアウトですからっ!とんでもない性癖にドン引きした翌日、灰路は「バレンタインデーだから」と涼しい顔で嘉奈に贈りものをする。嘉奈の手に残された小さな箱の中身はチョコレート……ではなく、ダイヤの指輪!?「ホワイトデーには僕の奥さんになってもらおうと思って」はい? 意味がわかりません! 私たち、ただの同僚ですよね!?アウト寄りの犯罪スレスレ声フェチ残念変態イケメンと、ちょっとワケあり純粋OL。バレンタインデーから始まる、1カ月間のハイテンション恋愛攻防戦開幕!
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「どうして、私、すぐ濡れて、あの声もあんなに大きいの!?」嘉奈とって“声”はコンプレックス、誰にも相談できない悩みだった──。意を決して、嘉奈は“あること”を試みたのだが、やはり“ソレ”は昔のままで変わっておらず……。灰路の人柄を知れば知るほどに、彼が「嘉奈の笑い声が好き」ということそのものが、嘉奈の心を重くしてしまう。しかし、そんな嘉奈をそのコンプレックスごと灰路は包み込み、「友だちにしかなれない」と言われても少しもめげることなく嘉奈との時間を作り出し、甘く蕩かすように嘉奈を大事にあつかう。最初こそ警戒していた嘉奈だったが、一緒に食事をすること、寝る前にメールをやりとりすること……と少しずつ灰路を受け入れていく──。「僕はもうすぐ東京に行ってしまう。できれば嘉奈についてきてほしい」灰路の真摯な言葉をもうはねのけることができるわけもなくて……。アウト寄りの犯罪スレスレ声フェチ残念変態イケメンと、ちょっとワケあり純粋OL。バレンタインデーから始まる、1カ月間のハイテンション恋愛攻防戦中盤!
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「貴女のどんな言葉でも僕は受け入れよう」誰よりもなによりも──ただひとりの貴い女性として愛をささやき、嘉奈の最大のコンプレックスを“愛すべきもの”として受け入れる灰路。灰路の“声フェチ”は受け入れがたい困った性癖ではあるものの、偽ることなく「これが自分である」と見せてくれる灰路に恋愛に臆病だった嘉奈の心はほぐれ、愛しさをつのらせていく──が。灰路の異動先・東京支店にいる『鈴の音のようなかわいい声の女性』の存在。電車で二時間とはいえ、すぐに会えない距離になってしまう不安に、嘉奈の心は大きく揺れて、そこへさわやかな同僚・余瀬が……?アウト寄りの犯罪スレスレ声フェチ残念変態イケメンと、ちょっとワケあり純粋OL。1カ月に渡るハイテンション恋愛攻防戦終幕!
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