【ネタバレあり】鈍色プラネタリウムのレビューと感想（7ページ目）

狂気な笑み

まだ途中まで読み進めたところです。
主人公の高校生の狂気的な笑顔が怖さを増します。
なぜ閉じ込められている男性が手足がないのか、なぜ閉じ込められているのか。
読み進めていきます。

怖い

無料はいい感じで次はどうなるんだろうってところで終わってるから続きを読むか悩む所ではありますが、他の方のレビューを見てやめました。
個人的にグロいのは苦手なので、好きか嫌いか別れる作品だと思います。

好き嫌いが別れる

女の子のやり方が怖すぎて、その子のことを好きになれないと読むのが苦痛になってしまうと思います。ストーリーは面白いと思うのですが、そこだけがどうしても、最後まで受け入れられませんでした。

無料版を読ませていただきました。
ほんわかした話かと思ったらグロ描写、恥辱描写があり衝撃を受けました。
話の鮮烈さという意味では面白い作品だと思います。

怖い！

女の人怖すぎるし、なんで男の人両手両足ないのかびっくりしたってのが、率直な感想です。世の中あんな人ばっかと思われたら嫌だなあ、、、

男性が性的虐待という衝撃的な始まりから良く見たら手足かないし(汗)
男性の怒り、恐怖、女性の狂気…。
いろいろ考えさせられる内容でした。
でも断片的にどうしてそうなったのかともう少し掘り下げてくれたらもっと面白かったのかも…

うーん

いきなり出てきた男性が手足両方ないのは漫画とはわかっていながら少し引いてしまった。なんか怖いイメージな強い。

ラストが..

ラストに出てくる女性が急展開すぎて少し残念..
絵は綺麗で読みやすいです。

なかなか良い漫画でした。親の育て方かな。

完成度の高い良作

キャラクターの極限状態の心理とかその移り変わりなんかもしっかりと描かれていて、画力も高い。
ストーリーが元々pixivに掲載されたものの様なので少しちぐはぐ感はありますが、本筋がしっかり考え込まれているので根幹が揺らぐ事はないので安心感のある作品でした。

優美子はサイコパスというのとは少し違うのかなぁと。
●人衝動は特に無くて、寧ろ殺●に特に抵抗がない、手段としての暴力、という所なのかなぁと。
美しいものが好きでもぎ取ってでも欲しい子で、雅彦の内面から溢れる「自分の持てるもの」で精一杯生きて輝く様は彼女の中でも美しく思えたんでしょう。

そこまでは普通の少女の持つ普通の感覚で、

そこから、
普通なら好かれる努力をしたり、自分がついていく事を考えたり、そういう手段に移行する筈が、

蝶の羽をもぐ様に、最初に手足を奪い自由を奪い、自分の意図する所を汲み取る様に「躾ける」。

それは両親からの溺愛という虐待から来たものだ、そして両親は暴力や権力で思いを遂げる人達だ。

という説明があるんですが、

ここいらへんの心理作用が個人的にはもう一味欲しいかなぁ…という印象でした。

しっかり作り込まれている話なだけにどうしてもここの部分の軽さが目立ったかな？と思います。

最後の部分、恐らくは女刑事さんだと思うんですが、
あんな不穏なバットエンドでいいの⁈と聞きたくなるくらい衝撃的でした。
病室でに最後のシーンで優美子の幻影が舞い戻って来た。
それを迎え入れ受け入れて、

そこから7年間、恵さんをずっと優美子として見てるんじゃないのか？

「恵」という名前に変えただけで…みたいな脳内変換が行われてるんじゃないのか？

子供の事も全部優美子との出来事として捉えてるんじゃないのか？

さつきちゃんや優美子の両親が雅彦を責める度、彼の精神は「優美子」の元へ向かい、見えない形でどんどん深み深みへ堕ちて行ってるんじゃないのか？

…望遠鏡の名前が書き換えられていない…。

いつの間にか現実の方が「鈍色プラネタリウム」になってるんじゃないのか？


という意味なのだと思いました。

そういう含みを残した一見ハッピーに見えるバッドエンド…

本当の狂気は今まだ続いている…

そこは読者に委ねますという所なのだと思います。
とても奥深い作品でした。良作です。