5.0
好きなことで、生きていく。を応援する作品
子供の頃に抱いた夢を実現した人は世の中にどれ位いるだろうか。
また夢が実現した後も、変わらずその職業に情熱を持ち続けられている人はどれほどいるのだろうか。
この作品は、好きなことで生きていく決意をした人々への、人間讃歌である。
理想と現実。仕事は甘くない。子供じゃないんだから…。どれも使い古された言葉だ。
確かに今までは商品サービスを受け取る側だったから好きでいられたのかも知れない。
でも仕事にするということは、すなわち提供する側になるということだ。
中途半端な愛では受け止め切れないだろう。自分が仕掛ける側になって、初めて成果物を世に出す難しさを実感する。
ここで諦めるかー。主人公の高山はそんな悪魔の囁きを振り払う。カフを上げ続けるのだ。
最終話で見せた決意。5話完結で非常にテンポ良く読めるので、是非とも最後までご覧頂きたい。読み終わった後、きっと世界は少しだけ美しく見えるから。
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カフを上げろ!