5.0
泣けてきます……。
主人公は得ることのなかった、その他大勢の人たちにとっては、ありふれた普通の家族の温かみ。
死を目前にした主人公が、偶然隣に越してきた家族によって思いもよらないそれらに触れ、喜びにうち震える様子だけで泣けます。
やがて理不尽な喪失。哀しいです。そして怒りが業火と変わります。
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主人公は得ることのなかった、その他大勢の人たちにとっては、ありふれた普通の家族の温かみ。
死を目前にした主人公が、偶然隣に越してきた家族によって思いもよらないそれらに触れ、喜びにうち震える様子だけで泣けます。
やがて理不尽な喪失。哀しいです。そして怒りが業火と変わります。
「生きる事がつらい」と考えた経験のある人は、少なくないと思う。
「生きたくない」と「生きたい」は両極端でなく、「生きたいのに上手く生きられないから、生きたくない」という、実は紙一重のところにあって、ふとしたきっかけで切り替わるものなのかもと思わせてくれる作品。
これほど繊細に動物を描く作者さんって、少ないんじゃないかな。マニアックな内容も、動物好きにはゾクゾクするほど楽しい作品。わたし的には「コアリクイの仁王立ち」してるとこ……そう、「去れ」のコマは、待受にしたいくらい好きです。
絵はさほど好きじゃないんだけど、読んでみたら、内容は、いい感じにゾワゾワする怖さがあって、これは本当にうれしい裏切りですね。妙にかっとんでなくて、どこかリアリティーというか、「明日は我が身」的な緊張感が残るので、私は好きです。
周囲から見下されるほどの不美人な主人公が、アプリで得た美しい顔をクエストクリアによって維持し続けるストーリーなんだけど……読み進める毎に、「不美人否定」の作者の気持ちみたいなものが凝り固まってくる。そういう意味で、爽快感は皆無。絵は嫌いじゃないんだけど……。
原作が板倉さんのものだとは……読んでて、途中から知りました。びっくり‼誰しもが日々の中で、軽蔑とか憎しみを感じる他人っていると思うんです。非現実の中でも、サクサクやっつけられちゃうので、スッキリ。
北斗の拳のケンシロウより、蒼天の拳の霞拳志郎の方が格段に好きな私。口の悪さもふてぶてしさも意外と照れ屋なとこも凄く好きなんです……が、女性キャラのか細さを表すためか……首や手が異常に長く描かれてて違和感があり残念。
大阪のおばちゃんのイメージが、下品で粗暴になっちゃいそうで☆をひとつ減らしましたが、情の厚さ、困っている人には後先考えずに、迷わず力を貸すの一択!そんなおばちゃん達にはジーンときますよ!
絵も好き。鬼の描き分けに作者のセンスがキラッキラしてますね!
豪鬼と契約して、無茶苦茶強くなった主人公なのに、その力に溺れる事なく、正義の心を持ち続けてるところがぐっときます!
元より、もやっとしない判決なんて、少ないじゃないですか。「加害者に優しい国」ですし。主人公自身も犯罪被害者だからと若干大目に見たとしても、何というか偽善者の匂いが気分悪くて、途中でリタイアしました。
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