5.0
涙、涙です!
不老不死の妙薬を手に入れるために、歴史上の権力者はあらゆることをしていました。
それだけこの世の永遠の生命への執着、すざましかったといえましょう。
しかし、この作品を読むと、永遠の生命を生きることって、どうなのかなぁ、と思ってしまいました。
仲の良い人がどんどん歳を取っていく。
そして死んでいき、その死を見送る……。
自分だけ取り残される……。
これって、幸せでしょうか。
この作品を読みながら、仲間が死に、あの世に見送るシーンの度に、なぜか泣けてたまりませんでした。
やはり死は、神様が与えてくれた究極の幸福なのかもしれません。
生と死、永遠について、深く考えさせられる作品です。
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葬送のフリーレン