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一人の大人女性の成長物語、じんわり沁みる
1日1日を丁寧に大切に暮らしつないでゆく、主人公の女性の成長物語です。お寺暮らしで培われた禅の精神、母親との葛藤、恋に仕事にと、日々の悲喜こもごもと不器用に真っ直ぐ向き合っていく主人公。そして彼女の作る精進料理の数々。悲しくても嬉しくても食べること、生きることから目を背けず歩いていく主人公のピュアで真摯な姿に深い共感をおぼえました。感化され、最近は精進的な料理に興味津々です!
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1日1日を丁寧に大切に暮らしつないでゆく、主人公の女性の成長物語です。お寺暮らしで培われた禅の精神、母親との葛藤、恋に仕事にと、日々の悲喜こもごもと不器用に真っ直ぐ向き合っていく主人公。そして彼女の作る精進料理の数々。悲しくても嬉しくても食べること、生きることから目を背けず歩いていく主人公のピュアで真摯な姿に深い共感をおぼえました。感化され、最近は精進的な料理に興味津々です!
トランスジェンダー、兄弟の禁断愛などテーマは盛り盛りな感じですが、とにかく刈川女史の人間力に惚れ惚れします。ポーカーフェイスに説得力のある言葉と、いつも抜群の安定感です。大切な人との寄り添い方、彼女からいっぱい学べました。
食べ盛りの男の子に手料理をいっぱい食べさせることに生きがいを感じて…わかるようなわからないような…しかし、美味しそうに手料理をほおばる大和くんには間違いなく癒されます~!
大人になる前の、思春期の年頃て、この時にしかない輝きや美しさがあってドキンッとしちゃうことあります。恋愛なのか、じゃないのか、何かそういうのどうでもよいなぁて思います。主人公たちのその時その時のトキメキやキラキラが幸せな気持ちにしてくれます。
とにかく絵が水彩画風で淡く儚げで美しい!決して言葉が説明的でないので、物語は描かれる絵の世界観から手探りで読み進めていくような感じ。
人の想いが丁寧に描かれていて、やさしい風景とシンクロし、癒されます。
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日日(にちにち)べんとう