4.0
映画化
菅田将暉くんがコウちゃん役で、それはそれははまり役でしたのでぜひご覧いただきたく。
モデルで東京から来た夏芽は、田舎のお年頃の子達からはとてつもなく眩しい存在だが、夏芽もまた中身はただの女の子で、好きなひとにただ認められたくて、求められたくて、それまでの孤高めいた態度から受け身な態度へ変わっていくそんな過程が、切ないような、懐かしいような、疎ましいような。思春期のころのそんな姿が、大人にとっては忘れかけたかつての自分の姿を見せられているようで。
この年頃独特の「尖った」心が溺れていく様子はザクッとタイトルに表現されている。なんとも、文学的なマンガと言える。
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