5.0
頑固でどこか呑気な主人公
壮絶な過去と虐げられ粗略な扱いを受ける現在と言うなかなかのハードな状況なのに、どこか呑気な主人公。空腹を満たすために裸足で真夜中に出歩いたり、パイを一人でぺろりと平らげたり、お肌のお手入れを知らなくて「その後?!」と驚いていたり。それにツッコミを入れるノインとのやり取りが楽しい。
精霊や妖精などの人外者と人との違い、種族の特性など世界観の下地がしっかりしている。
背景描写も美しく、おとぎ話が好きな人におすすめです。
出てくるお料理がどれもおいしそうなので、ついネットで調べてしまいました。
続きが楽しみです!
- 1
長い夜の国と最後の舞踏会