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孝仁さまがもうちょっと年上だったら
ホテルで働いていた22歳の遥は解雇され、叔父の紹介で男性執事としての職を得ます。女性としては背が高くはっきりとした顔立ちの遥は、男装しても無理がなかったのです。
叔父さん、面白すぎます。面接した高齢女性もキャラがたってます。
遥が執事として仕える九条家長男高仁様は高校入学前の15歳。恋に破れた上に、好いた女性には企みがあったという哀しい経験をしています。
高仁さまの設定、3歳年上の大学入学前ではいけなかったのでしょうか。なんだかこう、この後の振る舞いが18才ならキュンキュンできるけど、15歳だとうーんとなってしまって。対象読者が中高生だったのかな?
遥が女性だということも高仁さまにはあっさりばれるんですが、もうちょっと男性執事としての出来事があった方が、女性だと分かったときに納得とか「しまった」感があったんじゃないかなあと、思いました。
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