2.0
話は面白い
この作品は都会から来た大人と、ド田舎の子供との交流を描いたんだと思うんですが、元々僻地に行く原因となった書道のこととか、全く取材されてないのでしょうか?
家族に全国規模(たまにアジア・世界規模)で活動している書道家(しかし世間様には無名)がいるのである程度分かっているのですが、書展で賞を取るために字を書く人なんて、まだ書道家じゃないです。
23なら親などが書道家じゃない限り、高卒だとしても5年しか経ってないし、大体こういう主人公は大卒なので1年目。1年〜5年で大きさは知らないけど賞を取る…ねえよ!公民館に貼り出されるものならあるかもですが、そういうとこにも趣味で書道30年、とかいう人がいますしねえ…
書道家を名乗って5年目なら、自分の書きたいものとそれが上手くいかなくてジタバタ足掻いてる頃です。漫画描いててもそうだと思うんだけど、なんで分からないんだろ…?
あと、書道界は徒弟制度の為、書道家を職業としてる人なら師匠がいるし、あんなご老体殴るなんてアグレッシブなことはしないです。いや、普通に破門されちゃうから…
あ、あと、床や木材のところに墨付いたら、木材が吸い込んでしまうので落ちませんよ。
ということが気になって、あまり内容に入り込めませんでした。
あと、都会にも一輪車は乗れる人多いですよ。私技は大して出来ないけど、普通に体力尽きるまで乗れますから。ありゃ何時やってたか、が問題です。自転車だって一度乗れるようになったら大人になっても乗れるじゃないですか。
とか、そういう矛盾も気になって、良さげな話なのに勿体ないなあという気分です。絵はキレイなのに。
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ばらかもん