メイメイメイメイメイさんの投稿一覧

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評価5 12% 2
評価4 24% 4
評価3 24% 4
評価2 12% 2
評価1 29% 5
1 - 8件目/全8件
  1. 評価:3.000 3.0

    絵は綺麗

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    男性側が人ならざる物で、人間の女性パートナーを想い続け、紆余曲折ありながら女性側も惹かれていき、やがては結ばれる…っていうありがちな大道ストーリーです。
    人物も背景も画は総じて繊細。丁寧に描かれていて、特に花びらが舞うシーンやお屋敷の外観などは息を飲む美しさです。

    個人的には
    ①幼い頃からずっと辛い境遇にあったはずの主人公が「もう死にたい」と思い至るまでなぜ助けなかったのか
    ②なぜ主人公があんな辛い境遇に置かれてしまったのか(美少女で性格も良いし、きっと彼女のことだから家事も勉強もできたのでは?)
    ③想いを重ねるまでの展開が性急。溺愛されるあまり、ただ溺れたり洗脳されているようだった。(彼女はずっと孤独だったのに、人から愛されることの恐怖心とか捨てられる不安とかはないの?それすら考えないほど愛情に飢えてたってこと??)
    ④千家先輩がただの身勝手な男で残念すぎる。
    (「男巫女だかお祓い師だかよく分かんない学校の先輩」ってだけのほぼ見知らぬ人間が、めちゃくちゃ土足で一方的に踏み込んできて情緒もへったくれもない)

    など気になる点は多く、それぞれ葛藤とかいろんな感情がある筈なのに描かれ方が不足しているなと感じます。
    先述の通り、画が綺麗なのでそれ見たさで最新話まで読みましたが、個人的にはストーリー展開の背景や、人物の心情描写ってかなり大事だと思っているので「作品」としての完成度はあまり高くないかな。
    でも単純に「美麗な鬼に溺愛される」のだけを楽しみたいのなら、画は本当に綺麗なので十分だと思います。

    • 1
  2. 評価:4.000 4.0

    前半がめっちゃ好き

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    台詞全部覚えるほどアニメを何度も何度も観ていたのですが、アニメ最終回と同じ辺りで原作も離脱してしまい、長年そのままになっていました。
    アニメ最終回は文化祭直前なのですが、ここまではほぼ原作通りですね!この辺りまではテンポ良く笑える部分も沢山あり、高校生特有のいろんな感情や友情等がキラキラと描かれていて、今読んでも「やっぱりカレカノ好きだー!」と思います。

    『鋼の雪』以降は今回初めて読みました。
    そういえばどんなストーリーだったのだろう?と気になり、仕事の合間や睡眠を削って3日で読了しましたが、個人的にはつばさと一馬のくだりが長過ぎてリタイアしかけました。。
    尺長い割に主人公2人とはほぼ無関係。有馬とつばさに通じる物や、有馬と一馬の友情を描くにしても、、、いやーだいぶ長かった。。
    いくらつばさに恋愛感情がなく、成長拒否した幼い少女のままだからとはいえ、一馬へのベタベタっぷりは異常だし、もうつばさは良いから有馬と雪野出してくれと何度思ったことか。。

    ただ全て読了してみると、作家さんは「その人物がどうやって形づくられてきたのか、その人をその人たらしめているのは何なのか?」というバックボーンに重きを置いて、丁寧に丁寧に描きたい人なんだろうなぁと物語や登場人物への真摯さや熱意を感じました。有馬はもちろん、怜司、総司、志津音さんの心情がとても丁寧に描かれていましたよね。それぞれがどんな風に大切に思い、思われていたのか。これを知ることができたのは読者としてもとても満たされました。

    ただ生みの親登場〜総一郎が周りの人たちと心を通わせるまではかなりの鬱展開が続くので、読むのが辛い場面も多かったし、途中から画がガラリと変わって私の好きな雪野さんじゃなくなってしまった…とショックだったのと、予期しない妊娠のくだりは正直好きになれません。妊娠に至ったシーン(総一郎が雪野に乱暴に感情をぶつけている)と、妊娠出産に対する責任や覚悟、ことの重大性が軽々しく描かれているようにしか見えず嫌悪感を抱くからです。
    お互いしっかり者だし、どんな未来でも共に歩むという2人の強い意志の現れ、なのだとしても、あまりに飄々アッサリし過ぎてて、軽視してるようにしか見えないのが残念です。

    総合としては総一郎が心を開いて、彼本来の笑顔や感情を取り戻せたことは、素直に喜ばしく良かったなと思います。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    更新遅いのがネック…

    タイトルにも書いたとおり、更新頻度が遅いのがこの作品の短所ですね。ポイントが高いとか値段はどうでも良いのですが、とにかく更新が遅い。なので、当然ストーリー展開にも時間を要します。

    毎回更新されるたび「んー、前回どんな状況だったっけ…」と記憶を呼び起こす事から始めざるを得ないので、純粋にお話を全力で楽しめないというか、どっぷり漫画に入り込めないのがいつも残念です。

    ストーリーは全体的に鬱々としていて読んでいて辛くなるような場面や、近頃は霊が云々…と、不気味さもやや顔を覗かせますが、所々主人公への救いも用意されており、何より画が丁寧に描かれているのでとても綺麗で飽きません。

    個人的なことですが、気を散らすことなく世界観をじっくり楽しめるので漫画もドラマも普段から一気見を好むため、現在の更新ペースは正直なかなかストレスとなっており、いっそ完結するまで待つか、、、と思い始めています。
    作家さんの体調不良等、何かご事情があるのなら、ゆっくり完結して貰えればそれで良いと思っています。

    • 2
  4. 評価:2.000 2.0

    最後が納得いかない

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    ローズモンドの処刑あたりから急に話が駆け足に、展開が粗雑になった印象が拭えません。

    ローズ亡き後、皇帝皇后が相思相愛になるまでも急に進んだ感じはありましたが、まぁそこはローズが退場したことで急接近、という展開で理解できます。でもそれにしたって、それ以外の未回収部分が多くないですか?

    まず、ローズの処刑が訪れても尚、ローズの内面の描かれ方が今ひとつだった点。彼女がどうしてあのような性格になったのか、なぜ皇帝を利用し、周りにあそこまでの敵意を向けるのか、彼女の過去に一体何があって、断頭台で最期の瞬間を迎える際にどんなことを思ったのか、などが最後まであまり描かれませんでした。
    と同時に、ローズとローズ実家との確執や、エフレニー公爵家の恥部など、大元のキャラクターには直接関わりのない部分までがストーリーに関わってきたのに、その背景や彼らのその後がきちんと描かれぬままですよね。
    皇帝皇后夫妻のことも、皇帝の心の傷や(まさか皇后とくっ付いたからと言って一瞬ですっかり治るわけじゃありませんよね?)、皇后の石女問題も、結局最後まで真相は明らかにされないままでした。
    一番納得がいかないのは「カラーでいくらでも選びようがあったであろうローズとペトロニラの髪色を、何故わざわざ同じ色にしたのか」という部分です。
    深読みし過ぎと言われたらそれまでですが、前述のエフレニー家やローズ実家の過去が暴かれたりしましたし、双子のバックボーンにも他家との関わりや、出自に何かしら特別な事情があるものだろう、髪色はその伏線だと思っていました。。
    いや何も関係ないんかーい。だったら何でわざわざおんなじ色にするのよw

    ペトロニラもポッと出のお坊ちゃんと何事もなく結ばれちゃいましたし、ローズの処刑が済んだら何だか急にご都合主義的な展開ばかりというか、色々と回収しきれていないなという感想です。
    こんなにあっさりまとめるならば、あの手この手でローズと長々すったもんだしたのは何だったのか、、、とすら感じます。

    結末について「主役の3人が報われた」という点は評価しますが、作家が途中で描くのやめた?と思ってしまうような最後だったので、総合的な評価はかなり下がりました。今からでもいいから、まだ続き描いて欲しいくらい。
    ストーリーの大筋と、ローズ処刑あたりまでは面白かっただけに残念です。

    • 35
  5. 評価:3.000 3.0

    うーん

    彼のカッコよさは自分だけが知ってる!とか家族同然の幼馴染って基本設定はあるあるだし別に構わないのですが、読み進めれば進めるほど、現実離れした展開や設定が次から次へと詰め込まれてきます。
    幼馴染はカッコいいし、読んでて純粋にキュンキュンできる場面も出てくるのですが、ご都合主義の展開ばかりがずーっと続くので、流石にちょっとシラけてきました。課金もしたけどもう良いかなと思うので離脱します。
    自分も高校生くらいだったら楽しめたかも。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    更新が楽しみ!!

    アラサーのキャリア女子が恋愛に失敗して、ひょんなことから後輩クンとお近付きに…??という近年あるあるな王道展開ですが面白い。

    同世代なこともあり「アラサーで仕事を頑張る気取らない主人公」が好きなのですが、めぐも素直で飾らない所が魅力的。時々覗かせるボケやツッコミの仕方、話し方やワードチョイスも妙にリアルというか、程よく可愛らしくかといってガサツ過ぎることもないし、好感が持てて応援したくなります。

    テンポも良いのでどんどん次が読みたくなりますし、今後の展開が楽しみです。

    • 1
  7. 評価:3.000 3.0

    色々と詰めが甘い

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    未成年を伝統や繁栄のために…って今時あるんですかね?まぁこれがなければストーリーが成り立たないし設定自体はいいと思います。
    でもその割に登場人物たちの服装持ち物、街中の風景なんかは普通だし、婚儀とか上京とか、色々と準備があるだろうことも一瞬で済んで背景描写ほぼ無し…
    もっとスポットを当てて描けること、あったと思うんですよね。

    嫁未定のまま婚礼時期が迫り、準備だけが着々と進む様子に焦燥感を募らせる当事者や街の人の心情とか。
    天鬼家が名家なら、姉妹の実家もそれなりのお家でしょうが、1人が嫁ぎ、もう1人が街を離れるのなら誰が継ぐ筈だったのか、1人が事故ってこの先どうなるのかとか。
    親の視点では、晴れ姿を見る筈だった日に娘が姿を消し、自分の電話でもう1人の娘が死にかける悲劇が起きたその苦しみとか。
    第三者視点では「妹じゃなくて良かった」と言うシーンがありましたが、雨の中を花嫁衣装のまま消えて、自分を探しにきた姉が死にかけてるのに自分は予定通り結婚するわけですよね。そんな旧時代的な土地なら花嫁を叩く人の1人や2人、噂話の1つもあるんでは?とか。

    主人公の彼女は「妹を苦しめ、人を騙す良心の呵責」に加えて「姉を死なせかけても周りから愛される妹花嫁」を演じつつ、「死にかかっても周りから悲しまれない姉の自分と、姉を死なせかけても愛され結婚を祝福される妹」を目の当たりにしてる筈。なのにその苦悩や葛藤に苦しむシーンがすごくあっさり。結末も取ってつけたような呆気なさ。え、それだけ???って消化不良です。
    あの形のラストにするにしても、相手や妹の心情はきちんと深く描くべきだと思います。
    主人公の言うように「素直で優しい妹」なら、姉に彼を奪らないでと言ってしまった彼女にだってきっと後悔や苦悩があっただろうに、手紙とも呼べない紙切れ一枚で終わり。姉妹で本音を語り合うシーンが最後まで描かれなかったのも残念です。

    死にかけの妹に成り代わり好きな人と結婚して、妹が目覚めたら身を引いて自分の人生に戻るってオオゴトなのに、まるで簡単で軽いことのように見えてしまう。

    深掘りせず切ない恋心の話をサラッと読みたいだけの人には良いかもしれませんが、画は綺麗だしストーリーの大筋は面白く、楽しんで読み進めたので、色々な設定や描写が甘いのが勿体ないです。

    • 18
  8. 評価:4.000 4.0

    一気読み

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    しました!
    まずとにかく画が綺麗ですし、キャラクターも魅力的。
    アラサー既婚者ですが、読んでて「独身の頃にこんな恋愛したかったわクッソ羨ましい!!」となります(笑)

    年下男子の自分を不甲斐なく思う心理、9つ上で弱さを見せられないお姉さんのプライド、そういった描写がいじらしいです。
    でも他の方もおっしゃるように、母親問題の展開については残念ですかね。。
    波風立てる目的なら大好きで未だに忘れられない元カレを登場させるとか、母親にしても「外に男を作って蒸発。冷たい家庭で育ったから結婚の意味を見出せない。雪乃さんと結婚するのは怖い」みたいな展開でも十分だったんじゃないのかなぁ、あんなぶっ飛んだ母を登場(しかも主人公に対峙まで)させなくても…と。

    年下イケメン王子に愛されるってのも言ってしまえばまぁ十分フィクションなのですが、そこにトンデモ母まで加わってしまうと一気に現実味が失われて、ちょっとシラけちゃいます。。

    • 90

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