5.0
漆黒のカタルシス
これが単なるシリアルキラーの話なら、決して読まなかった。
でも、この警官は、卑劣な罪を犯した人間だけを断罪する。
世の中には、大半のまともな人間が嫌悪や憎悪を抱かざるを得ないような犯罪が、多発している。
そういう我々にはどうすることも出来ない犯罪者達を、やつらが行った犯罪を模して、犯罪者本人に下す。
決してリアルには叶えることのできない、黒いカタルシスを感じさせてくれる作品です。
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これが単なるシリアルキラーの話なら、決して読まなかった。
でも、この警官は、卑劣な罪を犯した人間だけを断罪する。
世の中には、大半のまともな人間が嫌悪や憎悪を抱かざるを得ないような犯罪が、多発している。
そういう我々にはどうすることも出来ない犯罪者達を、やつらが行った犯罪を模して、犯罪者本人に下す。
決してリアルには叶えることのできない、黒いカタルシスを感じさせてくれる作品です。
ほどよいミステリ―が、ストーリーの最後まであり、そこも面白かったですが、
誰もが抱く、苛立ち、後悔……そういった負の感情を丁寧に描いていて、最後まで読みきりました。
特に思春期に、誰もが抱いたかもしれない感情を美化せず、描いた点が良いと思います。
外見は超クールビューティーなハナさんが、実は内面は可憐な少女みたいな性格が可愛くて仕方ないです。
ヘタれなのに、なぜか憎めない弱木も、良い味だしてます。
これはドラマ化して欲しい作品の一つです。ヒットすると思います👍
生と死と、罪……
単なる暴力をメインに描いた作品でないことは、読めばきっと伝わってくる。
絵柄は好みではなかったが、中身で引き付けられました。
作者自身が体験した悲痛な痛みが、この作品の原動力となっているようです。
私自身も、生きることの答えをさがしていきたいと思います。
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ブルータル 殺人警察官の告白