4.0
辛いけどもっと読みたくなる
それぞれ死亡するまでのお話がよく練られていて面白い。死役所の職員が淡々とだったり、感情を込めてだったりしながらも仕事をこなしていくのが、見慣れた役所仕事のようなのに書類内容がぎょっとしてシュール。
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102054位 ?
それぞれ死亡するまでのお話がよく練られていて面白い。死役所の職員が淡々とだったり、感情を込めてだったりしながらも仕事をこなしていくのが、見慣れた役所仕事のようなのに書類内容がぎょっとしてシュール。
自殺の方法もその後に降りかかってくることも、初めて知ることばかり。離婚したくて別居中で、いよいよ離婚届が手に入るってなった時にこんなことになったら、夫の心中を思いやるより、これからどうなるの? ってあわあわしちゃうだろうなって思う。
攫われて売られてしまうという大変な目にあっているのに冷静で、自力で居場所を確保していく猫猫が本当に逞しくってかっこいい。花街育ちなのに恋愛の機微に疎いのがご愛敬って感じで、かわいい。次はどんな事が起きて、どう解決するのか、わくわくする。
ゆるい線で味のある絵でなんだか引き込まれて、話に夢中になりました。「義」で表現されていたお義母さんが拍子抜けするくらい優しげな人でビックリしました。こんな人があんな嫌味なこと言うのかと思うと心がチクッとします。
ずっと気になってたけど、読むタイミングを逸していた作品。無料分をきっかけに読み始めたら、思っていた以上に面白かった。青野君が再びヴァイオリンに向き合えるようになって良かった!
清掃の過程で生前どんな生活していたか想像できるということでしたが、ちょっと変わった性癖の故人のことを、そのまま受け入れて粛々と清掃を完了するプロの仕事がよかった。
なんか探偵さんの話はタメになりました。そして、金額にビックリ。主人公の行動力にもビックリ。そうしなくてはならなくなった夫の裏切りが許せなくなる。
丁寧な描写で、先が気になりどんどん読み進められます。裏がありそうな行動している人はだれで、いいように操られて人が誰で、よく見ているのは誰か、分かったつもりで読んでいったら、あらまっとなり、面白いです。
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死役所