2.0
設定の甘さが読者を惹きつけない
試し読みまでの感想です。
「くにはちぶ」によって無視されるする対象を決める事で現代のイジメの根本的な原因や対応を描きたいのかな?と思いますが、肝心のくにはちぶの伏線を匂わす描写が感じられません。
或いは人の本質であったり醜い部分や弱い面と反対の人との繋がりや美しい部分や強い面を表現したいように思えますが、肝心の「くにはちぶ」という法律が主人公や周囲の人をそういった状況に無理矢理持っていく為だけにしか感じられず、不快感しか残らず展開を惹き付けるのを疎外しているように思います。
多少の強引な設定もアリだとは思いますが、人間模様を表現するドラマには読者を惹き付ける伏線であったりリアリティは必要なのではないかと思いました。
また主人公が窮地に追いやられるのは分かりますが、少し弱々し過ぎるのも共感が得られない。逆に友達の芯の強さばかり目立ってるのも残念なところではないかな?
-
0
くにはちぶ