5.0
家族では限界がある
家族に精神疾患者がいる。
それだけで、言い方は悪いけれど人生ハードモードだったな。
かくいう私も精神疾患者のいる家庭。
このお話は子供がそうであるお話だけれど、私の場合は親でした。
行政や病院、様々なところに相談に行きましたが
こちらの漫画でも語られる通り、本人の通院歴がない、本人の病識が無い、説得しても頑なに拒否する…本当に何も進まないんですよね。
治療を受けさせたいのに、その一歩が家族にとってはとてつもなく遠い。
時代が違うのであったかどうか分からないけれど、こういった説得してくれる民間の企業があったんだなあと、後悔しきりです。
家族はどうしても近すぎて、どうしたらいいか分からなくなってしまうので
こういった第三者の冷静な目に助けを求められてたらその一歩が歩めたかもしれないなと思いました。
今悩んでる方達の希望になるかもしれないので、たくさんの方にこういった職業があること、何より変に隠すより本人に最適な治療を受ける環境を整えた方がいいこと、誰しもが精神を壊す可能性があること、知って欲しいことがたくさん描かれてました。とてもタメになる漫画だと思います。
- 19
「子供を殺してください」という親たち