3.0
クールカップル
クールな冬月さんが、会社の入社式に行く途中で出会ったのは、桜吹雪の中で足を氷漬けにしている男性、氷室君。
「緊張して足が氷ついたように動かない」という彼の足は、物理的に凍っており、冬月さんがポットのお茶をかけても溶けません。
しかたなく、お茶を分け合って昆布を食べていたら、氷が割れたものの、彼は自分を雪女の末裔だといい、同じ会社の同期であることがわかりました。
感情が高ぶると吹雪を呼んでしまう氷室君は、密かに、冬月さんに片思いしますが、冬月さんに、ときめく度に、会社を雪だらけにしてしまいます。
クールな冬月さんとクールな氷室君のお話なので、感情表現はあまりありませんが、氷室君の心の声は、冬月さんへのラブに、かなり大変なことになっており、恋愛の不器用さが笑いを生みます。
冬月さんは、氷室君のために、気を配って様々なプレゼントをあげるのですが、ちょっとピントがずれてるところが可愛らしいです。
物語が進むと、雪女以外の末裔の人も出てきて、なんとも賑やかな職場になります。
ユニークなピュアラブコメが存分に楽しめます。
ちょっと不思議な、心安らぐラブコメを読みたい人にオススメです。
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氷属性男子とクールな同僚女子