5.0
いろいろなことに感謝したくなる作品です
私は一般的に言われる「普通の」年齢で子供達を産んだけれど、子供達の成長を思い出しながらずっと読んでいました。気付くと「あるなぁあるある」と思いながら暖かい空気の流れる作品にどっぷりと入り込んでいました。
このお話は70歳の初産がテーマではあるけれど、決して突拍子もないお話ではなく、その本質は一組の夫婦、家族の日常を丁寧に丁寧に描いている部分にあると思います。
年齢や置かれている立場に違いがあっても子育ての悩みや喜びはみな似たところにあるのかもしれません。
これからも続く江月家の物語はきっと「あるなぁあるある」では済まないこともあるんだろうな。
でも、それは我が家も一緒。生まれてきてくれた子供達と夫と一緒に、私もいろいろなことに感謝しながら歩んでいこうと改めて思う、そんなお話でした。
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セブンティウイザン