克巳さんの投稿一覧

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評価5 33% 6
評価4 22% 4
評価3 22% 4
評価2 6% 1
評価1 17% 3
1 - 5件目/全5件
  1. 評価:5.000 5.0

    心情描写のさじ加減がとても絶妙

    思春期独特の、大人から見たらくだらない悩みや、葛藤や、苛立ちみたいなものを追体験させてくれるような作品。
    分類としては少女漫画になっているものの、どちらかというと「青春漫画」といった呼び方の方がしっくりくる。
    いま現在116話まで読み進めて、心底嫌いになるような嫌なやつが一人として居ないというのもポイント高い。

    もしかすると初めのうちは、ただ青臭いだけ、みたいな感想を抱いてしまうかもしれないけれど『諸行無常に勝つ』という言葉が一気に深みを増す辺り(だいたい100話前後)まで是非とも読み進めてみて欲しい。
    あと、112話からの流れと絶妙すぎる間にウッカリ声だして笑った。

    • 1
  2. 評価:1.000 1.0

    ホラーかと思った

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    ざまぁ系の転生ものらしいので、序盤の「主人公の苦労と苦悩」は必須項目とは思うものの、その辺の表現が巧すぎるが故にもはや完全にホラー。試しに読んでみたものの勇者召喚以降の鬱展開に嫌気がさしてしまい、本日チャージ分で続きを読んでみたものの(この後どれほどのざまぁが起こるのだとしても)、自分には閲覧履歴から消してしまいたいレベルで合いませんでした。
    主人公が可愛らしいだけに勿体ない。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    壮絶なCITY HUNTER愛を感じる。

    ある日突然、自分の大好きな漫画の世界に入り込んで、主人公たちと特別な関係になる…。そんな、小中学生の頃に1度くらいは夢見たようないわゆる「妄想」を描いちゃった漫画。なんて風に書いてしまうと、敬遠する人は多そうだ。

    実際のところ、作品解説を読んだ当初は「そういうのは同人誌でやってくれ」と感じたし、毎日無料で読める多数が割と多めでなければ読んでみようともしなかったと思う。

    けれどこの作者さん、北条司氏の模写が巧い。表紙のカラー絵の塗り…なんだこれ。御本人の作画ではなく?!!
    漫画本編を読み進めても、時おり違和感感じること   はあるけど、割合的には至極わずか。絵が似てるだけで話のテンポはなんか違う、なんてことはなく。メインキャラは似てるけどサブキャラで手癖が出てる、なんてこともない。

    CITY HUNTERの世界観をまるごと見事に模写して、読み手達の見知った風景やエピソード(この作品を読もうとする人は、おそらく“本物”をなんらかの形で見たことがある人だと思うので)の中に、荒唐無稽な設定を捻じ込んで、それが違和感なく成立してる。

    とは言えこの辺の感じ方は人それぞれ異なるだろうから、まずは毎日無料で合うか合わないか試してみては。個人的には、紗羅(触れると相手の心が読める財閥令嬢)のエピソードが、原作とはまた違ったように読めて面白かった。

    • 5
  4. 評価:5.000 5.0

    タコ珈琲の屋台はどこで遭遇できますか

    読んでいるだけで珈琲の柔らかな香りが鼻腔をくすぐるような感じがして猛烈に上手い珈琲が飲みたくなる、珈琲ジャンキーにはとても危険な作品(笑)

    どことなく、しりあがり某氏を思わせる特徴的な絵柄に最初は違和感を感じるかも知れないけれど、一話目を読み終える頃には気にならなくなります。
    ついでに移動販売珈琲屋主人の青山がめちゃくちゃイケメンに思えてくる。
    コミカル調な雰囲気の中でも、登場人物たちが生きていく上での悩みや葛藤がていねいに描かれているし、頑張って居る人がちゃんと報われる各話の終わり方も好感度高い。

    それにしたって、ただ単にほっこりした話で終わると思って読み進めていた一話目の、最後の『○○○○○○ですよ? 今は』という台詞の引きが半端ない。
    ただ単に「神出鬼没な珈琲屋の淹れる美味しい珈琲が旅先で出会った人々の心をほっこりとさせる。ハートウォーミングストーリー」ってだけでは終わらない何かがあるなと言う感じで、この先どうなるかがとても楽しみ。

    珈琲そのものについても、豆の品種についての知識やアレンジ珈琲などしっかりとした描写で雑学本としても面白い。男女問わず楽しめる作品だと思います。

    • 2
  5. 評価:4.000 4.0

    (눈_눈)好きなら読んでみては

    進撃の巨人で、主人公を遥かに凌駕する人気キャラのスピンオフ漫画が、連載されたのは何故か少女漫画誌ARIA。
    そりゃあ確かに女性人気凄いみたいだけど、だからって登場人物の過去が明らかになる話を女性誌で連載しなくても!!
    ……と、心の雄叫びをあげていた進撃の巨人好きな男性。もしくは、どこの本屋もARIA品切れで買えず、連載時涙した兵長ファンの女性にお勧めです(爆)

    重要なキャラの過去が明らかになる、とはいうものの、取り立てて本編に影響を与える内容ではありません。とは言え、リヴァイとエルヴィン・ミケの出会い、地下街の様子なども描かれているので、読んでおいた方が世界観は広がるかも。
    作画が女性のため、キャラ崩壊しないかが一番不安な点でしたが、原作既存のキャラは出来る限り似せて描かれておりさほど違和感なく読めます。

    ……ただ。
    少女漫画雑誌への掲載だし仕方ないかなとも思うんだけど、この作家さん壊滅的にアクションシーンが下手。最初の地下街での対ゴロツキ立体起動と比べたら、最終話近くの壁外調査での対巨人戦はいくぶんかマシになってはいるものの、格闘好きな原作者の肉弾戦的な迫力は期待しない方が良いです。

    • 26

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