4.0
絵も物語も幻想的で美しい
清水先生のお話は、伏線がやたらにあったり苦しく感じるお話が多い印象がありますが、この作品はハッピーエンドもあり、とても好きな作品です。
人魚姫の童話をモチーフに、環境破壊やチェルノブイリ事故をからめていて、人間社会への警鐘ともいえる要素もありますが、メインは、ままならない、様々な一途なロマンス。
なんといっても、詩的に美しい絵のラインと幻想的な世界観が魅力的で、三次元の重力とは異なる空気感を持つ作品です。
やや古い女性観とか、整合性の取れない要素とか、細かいことを言ったら色々ありますが、、ファンタジーですからね。
オススメです!
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月の子 MOON CHILD