1.0
最初は良かったけど、美世にイライラする!
主人公の美世が、冷遇されてきた斎森家としっかり決別し、斎森家が罰を受けた、いわゆる第一章までは面白かったです。
けれど、第二章ともいうべき、異能心教とそれを率いる甘水直(うすいなおし)との戦いは、旦那様の清霞が何度も戦いに傷付き、泣いてばかりの美世が周囲に庇われ、助けられるばかりです。
美世は突っ走る割には役に立たず、最後にやっとこさ異能の力を解放するまでが期間が長く、その間の戦いで周りのたくさんの人たちが物理的に傷付いていきます。
美世は内に秘めた力を解放する方法がわからず、周りの人に聞いてまわるんですが、基本的には朝廷や久堂家の人々に囲われて守られて日々を過ごすだけ。
そもそも秘匿され続けた薄刃家のことを知ってる人も少ないのに、もっと自分に向き合いなさいよー、、とイラ。
美世なりに人を助けるところもあるけど、地道すぎるし、お悩み期間が長すぎてダレてくるしで、あんたそんなことやってる間に怪我人もお亡くなりの方も出てるのよ、、と更にイラ。。
極めつけに、美世の母は亡くなってもう長いのに、記憶としての幻影ではなくてリアルタイムで美世に助言、助力をしてきて、えーーー?!と驚きました。
それって夢見とか幻影とかの異能の力は関係ないし、そんなぶっとんだご都合主義をサラーと出しちゃうんだ、と読者の心情的にはあり得ないことでズサーとどん引きしました。
とにかく美世と設定に、どんどん苛々するし、どんどん苦手になりました。
もう無理です。離脱します。
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わたしの幸せな結婚