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映画にもありましたが、江戸の大奥の、男女の立場が入れかわったという設定です。つまり将軍は女性なので、本来の「大奥の女たち」を中心に描かれるストーリーでなく「大奥の男たち」が物語の主役です。主人公水野のキャラクター、男前で剣豪でありながら奢りがない、正義感あふれ弱気を助ける、私利私欲で動かない、気取りのない竹を割ったような性格・・・などが物語に清涼感を与えています。
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映画にもありましたが、江戸の大奥の、男女の立場が入れかわったという設定です。つまり将軍は女性なので、本来の「大奥の女たち」を中心に描かれるストーリーでなく「大奥の男たち」が物語の主役です。主人公水野のキャラクター、男前で剣豪でありながら奢りがない、正義感あふれ弱気を助ける、私利私欲で動かない、気取りのない竹を割ったような性格・・・などが物語に清涼感を与えています。
女主人公文が夫の浮気を疑い、それが次第に確信に変わっていきます。そんな女性の心理は巧みに描写されており、絵も美しい。文のキャラクターも好感が持て、応援したくなります。
しかしどうやら単純な夫の浮気ストーリーではなさそうな・・・。「にぶんのいち夫婦」という意味がよくわからないタイトルに、なにか秘密がかくされているのかな?などと思いながら読み進めています。
容姿の美醜とは何なのだろう。英語にも skin-deep という語彙があるが、文字通り皮一枚の単なる表面上のものなのか、それとも人の幸・不幸をわかつほど重大なものなのか。大切なのは人の内面とだれもが知りつつ、外見に惑わされるのも現実である・・・。登場人物の行動・思いを見つつ、そんなことを考えさせられるストーリーです。
オムニバス形式の、構成と仕掛けが面白い作品です。
しかしポイントとなる、マンガ作家と妻の間に起きていたことと妻の死に関わることがサラリと描かれ過ぎていて見落としそうになります。そのせいで全体がわかりづらくなっているような・・・。
しかしこのようなスタイルの作品も悪くないと思います。
可愛い絵でソフトなタッチで描かれていますが、内容はリアルな結婚生活の負の側面を見せつけられるお話です。これから結婚する人には、同じ轍を踏まないための良い参考になること必至。またもう結婚してしまった(!)人には身に覚えのあるエピソードがきっとあり、身につまされることでしょう。
財前直美主演でドラマ化もされました。
何といっても、崖っぷちでも道義と人情を忘れない元気なポジティブヒロイン明菜が魅力的!
夜の世界が舞台ですが、そこで展開される人間ドラマには誰もが共感をおぼえるエピソード満載です。
明菜にはぜひ幸せをつかんでほしい・・・。
死後の世界なんて100パーセント信じないので、初めは現実離れしたストーリーが展開すると思いきや・・・。今日的な社会問題を独自の角度から検証させるための手法だったのですね。今後の展開が楽しみで、また特にシ村さんの正体が知りたいと思います。
私は科学を信奉しているので、基本的に霊だの魂などの存在を信じていません。ですから霊感の強い人なんて、何それ?という感じなのです。それにもかかわらず、この作品にはなぜか惹きつけられてしまいました。きっと人物描写が巧みなのでしょう。これからの展開が楽しみです。
高校生の頃学校で話題になっていた作品です。(歳がバレた?)
吸血鬼という、魔性の存在であるが故の一族の悲哀が描かれています。
昔の少女まんがには、この作品のように気品あふれるのもが多かったと懐かしく思い出されます。お勧めします。
核家族化・少子高齢化社会の現実を、特殊清掃業に携わる人の視点から描いた暗いテーマの作品ですが、絵の柔らかいタッチのおかげで抵抗なく読めます。自分だって孤独死しない保証なんてどこにもない。身につまされるお話です。
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