5.0
読めば誰もが優しくなれる
若いみそらで、過酷とも言える人生を生きるスウ、でもあきらの残してくれたのんのんがいるおかげで、少しも卑屈にならず堂々としなやかに生活している様に、心打たれます。素敵な物語です。
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42901位 ?
若いみそらで、過酷とも言える人生を生きるスウ、でもあきらの残してくれたのんのんがいるおかげで、少しも卑屈にならず堂々としなやかに生活している様に、心打たれます。素敵な物語です。
奈緒と一平、レンタルビデオ店の新入りバイトと店長として出会った二人の間に、映画の世界を通じて芽生えていく、ちょっとこそばゆいような関係ににんまりさせられてしまうお話でした。
故人となった島尾の六花への思いの深さ、強さが現生に執着して、恋敵?菜月に取り憑く結果となったけれど、残された六花の島尾への愛は不変でも、健気に生きる六花が穏やかな好意を示す葉月を好きになるのは自然の摂理で仕方ないかな。
おじいちゃんの家で家族として暮らす一人一人が、肉親との関係がうまくいっていない人達の寄せ集め的な荒唐無稽の設定ながら、エピソードを読み進めると家族として暮らす意味を考えさせられました。蕾と雪ちゃんがうまくいって良かったし、蕾の実のママが雪ちゃんとの結婚に肯定的なのもナイス。ただ雪ちゃんの過去の恋愛?が重すぎるなとモヤモヤです。
最初はガチガチの鎧をまとって、恋と音楽にむかうナナと、ふわふわ恋愛体質のハチの対照が可愛くて面白く読んでいました。もう話の骨子がほとんどが恋愛で二人のヒロインも絡む男たちも、入り乱れてという流れにうんざりしつつも、親との関係が希薄な生い立ちに心が縛られてしまっているような複数の登場人物の生き様や、不幸な出来事以後のエピソードの伏線に魅せられています。完結までは先長いようで、もどかしい限りです。
漫画の創作とは言え、14才の少年と深い関係を結び、今際の際にお父さんは生きていると彼の子供である娘に言い遺したお母さん、あなたがどんなに優秀なカメラマンで心美しい方でも、私は納得できないし、不快感しかない。
ラストに弓から放たれた矢スジの放物線の勢いで、ようやくハルトの心の縛りが解き放たれたんだなと、勝手に想像しています。子供の頃から評判の美女でおませでハルトを振り回し、深謀遠慮的なスウ、幼なじみの女の子ながら無骨で心優しくハルトを守り助けようと心砕くカノ、ロリータ娘で傍若無人の割には人の本質に聡いローラ、ハルトはいったい誰を?といっぱいもやもやしましたね。
派遣社員として働くコマメちゃん、正社員との待遇の違いや容姿のことで嫌な思いを数々経験しても「見てる人はいる」と信じて生きていく様に、心ふんわりさせられました。人生様々、人も百人百様だけど、どぎつい悪人がいなくて読み終えてほっとしました。お話の流れがお説教臭くなく、コマメちゃんを奈落の底へ突き落とす展開でないところが、とても良かったです。
こう言うお話は苦手なジャンルでしたが、遠い過去から現在までの何百年に渡る伏線があっての物語で、練りこまれてるため、読みごたえありました。ななみを愛し、共に生きていくために、不死身の妖から、命の限りある人間になろうとするトモエがカッコいいに尽きます。
長いギャルボーイを読み終えて、すぐ読みました。相模家の会社はどうなったのか気になっていたし、愛し合うあきらと友広にコウノトリのご機嫌がどうなる?と気になっていたので、嬉しい続編でした。
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