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21 - 30件目/全66件
  1. 評価:4.000 4.0

    個性的

    作者様の「押しかけ騎士は~」のスピンオフで、今回は次男のお話です。

    どちらかといえば、ヒロインの性格や価値観が、よくあるヒロイン像とは変わっていました。
    お転婆で、頭はいいはずなのに浅慮で、天然な憎めないヒロインでした。
    逆にヒーローは、子爵家の中でも真面目でお堅い性格で、ヒロインとは対照的な存在でした。

    そんなヒロインからの不可解な押せ押せに、戸惑い逃げようとするヒーローという、末弟のときとは逆パターンな流れからです。
    けれど、やはり子爵家の血筋なのか、末弟のときのように、途中から言動や行動がおかしくなって、ある意味らしくなっていました。

    こうなれば、双子の弟たちのお話も、是非読んでみたいなと思います。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    ギャップ

    取り繕う外見と内面の違いと、周囲から求められる理想という、身近にも存在する葛藤部分が共感しやすい話でした。
    見た目とのギャップ系の話はよくありますが、そのギャップをヒロインが望んで作っていったもののため、よくある流れとはちょっと違っていて楽しかったです。

    お転婆なヒロインですが、努力家なうえにしっかりした芯を持っていて、自分の力でなんとかしようと頑張る姿は好感が持てました。
    普通ならヒーローの方が逞しくて頼りがいがありますが、これはヒロインの方が勝気で逞しく行動派です。
    可愛らしいヒロインもいいですが、(外見に似合わず)強く逞しいヒロインもいいです。

    幼馴染みとの距離感や思い込みの部分も、話の内容ほどではないにしろ、わかるところがありました。
    雰囲気として親しみやすいストーリーで、個人的に好感が持てした。

    • 4
  3. 評価:4.000 4.0

    重くて暗い

    表紙イラストの雰囲気の通り、全体的に内容が重く、ヒーローとヒロインを取り巻く環境や過去の境遇が暗いです。
    ヒーローをはじめ、出てくるキャラクターが何かしら狂気を孕んでいるため、ヒロインの純粋無垢さが引き立っていました。

    ずっと重苦しい状態が続くような展開で、読み進めながら、無力な2人の行く先に希望が見い出せず、途中大丈夫なんだろうかと不安を感じずにはいられませんでした。

    エロさはもちろん、独特な雰囲気の表現がよかったです。
    伏線回収の際、あれ?と思う部分が少しあったのと、後半からラストにかけてがやや急展開すぎて慌ただしかったかなぁと思いました。

    ダークな話が好きな方は問題ないと思いますが、個人的に気分が沈みがちな時に読むのは控えたい系です…

    • 5
  4. 評価:4.000 4.0

    「強面騎士は~」からのスピンオフ作品です。
    今回も、ヒーローの残念感がかなりあり、作者様の味が出ていました。

    ストーリー自体はさほど複雑ではなく、ヒーローの理解し難い趣味をはじめとする誤解や、素直になれないお互いの拗れを経て、結ばれる感じでした。
    友人である前作の2人もよく出てきて、色々と助けになってくれています。

    最後におまけの番外編がありました。
    彼にもいつか幸せをお願いしたいです。

    • 1
  5. 評価:4.000 4.0

    サボテン…

    サボテンをこよなく愛するヒロインという、ズレた設定は、個人的に面白かったです。
    何か一般的なもの以外に傾倒している人と思えば、ところどころ頷く場所がありました。

    コメディ要素含みですが、ストーリーはそこそこ重いものもあり、楽しく進むばかりのものではなかったです。
    前半の流れがかなり急展開すぎて、そこまですっ飛ばさなくても…と思う部分がありましたが、ヒーローのやや歪んだ思考や愛情もあるので、それはそれでいいのかな、と。

    挿絵に、しっかりサボテンが描かれていたことが、色んな意味でとてもよかったです。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    シリーズ最終

    軍服シリーズ最後の作品です。
    これでシリーズが終わってしまうのはちょっと切ないですが、とても楽しませてもらいました。

    作者様の安定感ももちろん、ストーリーも先が気になる細かい設定で最後までドキドキさせてもらいました。
    ヒロインの令嬢とはちがう強さや振る舞いも好感が持て、序盤こそ心配になる展開も、読み進めるうちに良い方向へ向かっていって安心しました。

    シリーズならではの楽しさもあり、またゆっくり読み返したいです。

    • 2
  7. 評価:3.000 3.0

    現代物ですが

    読んでいると、設定があまりにも非日常的なため、一般的な現代物という感覚が薄く感じるお話でした。

    流れは、とてもわかりやすいシンデレラストーリーで見事なまでの王道です。
    特に障害となるほどのものもなく、悪役もわかりやすく、かつあっさり追い払われての純愛ハッピーエンドでした。

    キャラクターの掘り下げが全体的に少なく感じ、個人的に物足りなさがありました。

    • 0
  8. 評価:2.000 2.0

    ちょっと無理がある

    作者様特有の雰囲気が、設定なども相まってちょっと残念な感じでした。

    コメディ要素が強いことはいいのですが、ヒーローの王様設定にかなり無理を感じました。
    いくら楽観的な流れでも、ちょっと無責任じゃないだろうかと…。
    そのため、どうしてもストーリーそのものがから回って見えました。

    また、他作品でもそうでしたが、初めてのシーンで、かなり表現があっさりしすぎた感が否めなかったです。
    全体的に同じような表現が多く、もう少し変化があるとよかったなと思います。

    • 2
  9. 評価:5.000 5.0

    タイトルより重い

    タイトルだけ見ると、趣味ではないにしろもっと雰囲気が軽いのかと思いきや、中盤から全体的に結構重いシリアスモードになっていきます。
    設定が独特なので、新鮮な感じで読めました。

    ヒーローの境遇が複雑で、ヒロインに対する愛情の示し方が特殊でした。
    歪んでいるというより、それしかわからない悲しいヒーローの心情がよく書かれていました。
    受け止めるにはとても重いヒーローの存在ですが、そうしようと務めるヒロインが健気で頼もしい存在でした。

    最後、ヒロインと同じようにヒーローを受け止め助けてくれる人がいたことも、よかったなと思います。

    • 2
  10. 評価:4.000 4.0

    嫌味な人がいない

    王道な身分差のある恋愛ストーリーでした。
    家の抱える問題を、めげずになんとか解決しようとするヒロインの姿に好感が持てました。

    身分差があるものの、周囲にそれを気にする嫌味な人がおらず、基本歓迎ムードなため、雰囲気は平和的です。
    悪役もわかりやすい悪役で、綺麗なストーリー展開でした。

    あとがきの後に少しだけ番外編があり、それを含めて、全体的に嫌な感じのない、みんなが幸せになれるような優しい話になっています。

    • 2