5.0
何度も読み返してしまう…大好きな作品です
作者さんの『テンカウント』を読んだ事がきっかけで、こちらも読みました。
それから数年経っていますが、今ではこちらと、続編が掲載されている『花のみやこで』を繰り返し読むようになりました。
マイペースで真っ直ぐで、何でも器用にこなす有川。
不器用で繊細で…傷付くことを怖がる御崎。
そんな二人が出会って、有川は初めて自分をコントロール出来ないような恋心を知る。
御崎も苦手に思えていた有川がどんどん特別な存在になり、気持ちが膨らんでいく…。
ストーリーもキャラも文句なしに素敵ですが、私は何よりも独特な空気感が好きです。
静かで、綺麗で、胸が苦しくなるような切なさで溢れています。
有川が愛おしそうに、真っ直ぐに御崎を見つめるのが好きです。
『花のみやこで』の11話以降に有川と御崎のその後のお話『花のみごろに』が掲載されています。
更に幸せな気持ちになれるお話なので、是非そこまで読んで頂きたいです。
そしてそれと同じくらい猛烈に、1〜10話の表題作『花のみやこで』もオススメしたいんです!
切なくて苦しくて、気付いたら泣きながら読んでいました…。
そして、今に繋がっているんだと…。
既にレビューもたくさんついている人気の作品ですが、改めて今日一気読みして、まだ読んでいない方には是非お勧めしたいなと思い感想を書きました。
本当に本当に、素敵な作品です!
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花のみぞ知る