5.0
すごい大作です!
話の進みのテンポが速く、毎回集中して読んでしまいました。
少年少女から成熟していく大人へと、物や仕草、和歌等から、心の機微が上手く表現されていて、まるで小説を読んでいるような感覚になりました。
美男美女の沙羅と睡蓮が帝や東宮を護るのが良くも悪くも目立っているので、羨望や妬み等が渦巻いたり。睡蓮の成長っぷりが目覚ましいのも面白いです。
誰が嫌だとかありましたが、最後の盛り上がりの中で仕方ないと思えたり、同情すら湧いてきたり。
何より帝が凄く素敵な人なのがポイントが高いです。女御が沢山いるのに10年以上子供ができないって、辛いだろうに。
沙羅達の呪いと一緒に、帝達にもまた呪いがあったのか、本当に物語ならではと思いますが、少女マンガですから。
本当に良くできた作品で、凄く満足度が高いです!
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2
とりかえ・ばや