1.0
濡れ場は良い
作家さんが好きな漫画の原作を担当されていたので興味を持ち購入しました。
冒頭や導入部分はスムーズで説明臭くなく楽しく読めました。
ですが途中から苦痛なポイントが増えてきます。
まず作中にて、似たような展開を説明するための例示として実在するアニメ作品のタイトルがそのまま羅列されること。
登場キャラクターのボイス担当と称して、実在する声優さんをもじった名前が登場するなど安っぽく薄ら寒いパロディもどきが散見されてきます。実在する著作権物の名前を商業作品で出すことって、版権元から怒られることが無かったとしても読者としては没入感が削がれ萎えます。
地の文でのネットスラング多発は、主人公がオタク寄りのキャラクターということもありまぁ良いのかなと思いますが、オタク寄りとして書くならふたなり・男の娘好き≒百合好きと表記してあったのには甚だしい違和感に我慢なりません。三者は似て非なるものです。
キャラクターは魅力的ですし、濡れ場のクオリティは高いですがそれを考慮しても高価なので2巻は購入いたしません。
- 5
「白雪姫と7人の恋人」という18禁乙女ゲーヒロインに転生してしまった俺が全力で王子達から逃げる話