おそらくチェーザレの初恋の人であろうアデルをここまで散々苦しめて追い詰めて、
そうやってようやく「幼い自分と同じように、彼女も心を守ろうとしていたのか」と気づけたんだと思います。たぶん。そうだよね?
そんなことによーーーーやく気づけるぐらい、他者への思いやりや想像力・情緒が欠けていた…というか育っていなかったんですね。
そもそもそういうのを育てるはずの親が、息子への思いやりzeroどっかいってますしね。
とんでもなく高い地位のせいで周りも指摘しづらかった、もしくは「貴族なのだし下々の者に気を使う必要なし!!」というのを周囲の貴族から学んでしまったのかなあと。
自分がアデルにどれだけ酷いことをしたのか、ここから気づいてくれるんじゃないかと思ってるんですが…果たして気づいたとしてお兄様はどうするんでしょうか。続きが楽しみです。
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上流社会
067話
第66話