4.0
痛快な任侠コメディ
思えば自身の小学生か中学生の頃、4つ上の兄貴が集めていたのが沈黙の艦隊とこの静かなるドンだった。
どちらも絵のタッチが古臭く、特に静かなるドンは性描写が過激で逆に遠ざけてしまい読まずに今日まで至ったが、オッサンになった今読み返してみると面白いのなんのって。
サラリーマンのうだつの上がらない自身と昼間の主人公の姿を重ね合わせて、夜の姿に対して自分も実はそうなれる可能性があるのではないかと想像し、日常の由無し事の溜飲を下げる。
そんな読み方をする、しがないオッサンたちのための作品かと。オッサンたちにとってのヒーロー漫画だ、これは。
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静かなるドン