3.0
老人の、ひとつのリアル。
読み終えて、深い悲しみと、それをも内包する愛情を、この作品に感じました。
終わりから始まるこの物語は、社会の歪み、心の歪み、弱者を貶め、報復する、ある意味、社会的な病気、リアリティーな、ひとつの形だと思います。
いや、それこそが人間らしさなのかも知れません。
最初であり、最後は、仲良い、悲しい、終わり方をします。
後味悪いような、複雑な気持ちを抱きました。
-
0
よろこびのうた