2.0
内容が薄っぺらい。
なんか内容が薄っぺらく感じる。
主人公の前身と鬼、槐は深く愛し合っていて、槐は主人公が転生するのをずっと待っていた。主人公も、前世で槐への想いが魂に深く刻まれているから、初めて槐に会った時も心がざわめくのを感じ取っていた。それはまだいい。でも、そういう設定だからか、主人公自身が槐に惹かれた設定とかがかなりすっ飛ばされた書き方になっている。
「前世の自分が好きだったから」って理由だけで、主人公の意思をあまり感じない。主人公の心の移ろいとかの描写をもっと描かないと感情移入はできない。
薄幸の少女がただ幸せになればいいってもんじゃない。
評価1にしなかったのは、幸せを辿るストーリー性だから。それだけ。
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7
鬼の千年恋