5.0
尊いとはこのことか!
レビューと表紙に惹かれて。
本当に、すごい作品に出会ってしまった…と放心してしまいました。
絵もストーリーも素晴らしいです。
人を好きになるのに性別は問題じゃない。心の奥の大事な部分、魂みたいなものが共鳴するからなんだ、と改めて思わされました。
その意味で、BLという枠を超えて純粋にラブストーリーです。すごく良質な。
言葉の選び方もとても好きです。シンプルだけど印象的なことばがいっぱい。刺さります。
主人公の早川は音楽の天才。でもある出来事で自己否定の塊になってしまって、笑顔で武装して世間に合わせようとしてます。音楽を捨てようともがく早川は本当に胸が痛みます。
そんな早川と対照的で、大好きなことにまっすぐな紺ちゃん。早川をニュートラルに受け入れる器の大きな紺ちゃんは、人間的にもイケメンすぎる…。本当にかっこいいんです。そして可愛い。2人とも。
迷っているなら読んで間違いありません。
文句なしの星5つです。
- 1
被写界深度