秋野さんから連絡をもらうも拒否するドンちゃん。明らかに避けていた。
海腐がドンちゃんに連絡をして引田の件を牽制した。ドンちゃんに呼び出された引田は、白藤龍馬を早く始末したほうがよいと進言したがドンちゃんは聞き入れなかった。引田は白藤龍馬が急速に成長していると評した。
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秋野さんから連絡をもらうも拒否するドンちゃん。明らかに避けていた。
海腐がドンちゃんに連絡をして引田の件を牽制した。ドンちゃんに呼び出された引田は、白藤龍馬を早く始末したほうがよいと進言したがドンちゃんは聞き入れなかった。引田は白藤龍馬が急速に成長していると評した。
白藤龍馬の前に未希が現れた。しかし未希はヤク中になっており、新鮮組の引田が仕掛けた罠だった。引田たちに囲まれた龍馬だったが、中岡豪太郎の助けもありピンチを脱した。
龍馬は未希をヤクを断つ施設に送ることにした。
乳栗がドンちゃんの結婚に触発されて結婚していた。相手は20歳年下で、パチンコ屋の景品カウンターに勤めていた子だった。物凄い浪費癖があり、乳栗の母親の年金まで引き出していた。最終的にはドンちゃんが作ったパンティを捨てたため、乳栗アタックを喰らわして離婚となった。
秋野さんがラムール・エテルネル社に社長として復帰した。ロシア・マフィアのイワン雷帝も死に、近藤邸からも去り、妙さんには実は結婚していなかったとネタバラシをした。
しかし、アニーがドンちゃんを拉致した。
爆発して全壊した肘方美術館は保険にも入っておらず、億と値のつく美術品はすべてパーになり肘方は破産した。
ロシア・マフィアのドン・イワン雷帝はラスプーチンにより暗殺され呆気なく死んでしまった。ラスプーチンもイワン雷帝の部下に殺られてしまった。
カリンカの思い出…アニーは幼い頃ソ連崩壊時の紛争に巻き込まれて両親を失った。それで貧困の辛さを身に沁みて感じたのだった。カリンカの赤い実は食べられたものではなかったが、その時の思い出として強くアニーの脳裏に残っていた。
アメリカ人の夫妻の養子となりFBIに就職が決まったアニーだったが、養父を何者かによって殺されてしまった。真面目に働くことが馬鹿らしくなったアニーは、その時に接近してきたロシア・マフィアの仲間になることにしたのであった。
アニーは金のためにロシア・マフィアのスパイになったことを龍宝に寝物語として語った。それを龍宝は録音しており、テープをFBIに送ったのであった。
海腐が獅子王総裁の神戸の家に呼ばれた。そこには白藤龍馬の育ての親である漁師の源さんもいた。源さんは龍馬を預かってから20年間一度も獅子王邸の敷居はまたいでいなかったが、海腐が龍馬を連れ出したので獅子王に相談に行ったのだった。
海腐から龍馬が自分でこの道に入ることを決断したと知らされた源さんは、「龍馬が自分で判断したんならいいぜよ」と言い去っていった。帰り際、龍馬に会った源さんは「もしヤクザがイヤになったら帰ってこい 土佐の海が待っちゅうきに」と去りながら伝え、それを聞いた龍馬は深々とお辞儀をして見送るのであった。
海腐は獅子王に、龍馬は鬼州組の七代目になる器量であり、近藤を倒す男は龍馬しかいないと伝えた。
ドンちゃんの結婚式にまで駆け付けていたアニー。ロシア・マフィアを裏切らないか疑っていた。アニー対策として、ドンちゃんは龍宝に非情な頼みをした。それは龍宝がアニーと寝て、ロシア・マフィアのスパイである証拠をつかみFBIに知らせることだった。
ドンちゃんと秋野さんの婚礼が行われた。しかしそれは嘘だらけの華燭の典だった。そして秋野さんは式中に思わず涙してしまったのだ。
ドンちゃんと秋野さんが正式に結婚できる日は来るのだろうか。
白藤龍馬は高知の桂浜にいた。そこには海腐もついてきていた。海腐は龍馬が生まれた時の経緯を話してくれた。
龍馬は母の白藤龍子が16歳の時に生んだ子で、当時父親の坂本健は抗争中だったため結婚や子育てどころではなく、高知の親戚に預けられた。龍子と坂本健も結婚するのに10年かかり、龍子が龍馬を極道にしたくなかったため引き取らなかったという。
龍馬のためにアイスクリンを買う海腐さんが健気すぎる。しかもそれでおどけて笑う海腐さんなんて今まで見たことないぞ。
高知の市電に乗っていた龍馬は新鮮組系土佐闘犬組の雷電に絡まれた。しかしその市電の周りを鬼州組員が囲んでおり、そこで海腐が「あんたの父親はワシの親分やった… どうでっか 初めは一番下っ端の若衆からでっけど…」と龍馬を極道の道へ誘ったのだった。
静かなるドン
840話
第69巻 act.10 会えぬ人