白藤龍馬は高知の桂浜にいた。そこには海腐もついてきていた。海腐は龍馬が生まれた時の経緯を話してくれた。
龍馬は母の白藤龍子が16歳の時に生んだ子で、当時父親の坂本健は抗争中だったため結婚や子育てどころではなく、高知の親戚に預けられた。龍子と坂本健も結婚するのに10年かかり、龍子が龍馬を極道にしたくなかったため引き取らなかったという。
龍馬のためにアイスクリンを買う海腐さんが健気すぎる。しかもそれでおどけて笑う海腐さんなんて今まで見たことないぞ。
高知の市電に乗っていた龍馬は新鮮組系土佐闘犬組の雷電に絡まれた。しかしその市電の周りを鬼州組員が囲んでおり、そこで海腐が「あんたの父親はワシの親分やった… どうでっか 初めは一番下っ端の若衆からでっけど…」と龍馬を極道の道へ誘ったのだった。
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静かなるドン
825話
第68巻 act.6 出生の秘密