1.0
人物にもっと魅力を
共感できませんし、読んでいてあまり気分が良くない人物が多いと感じました。
物語の展開は、一体何がテーマで何を表現し語りたいのか疑問になります。さやかという徹底的に悪い女を、単に吊し上げるためだけにそれまでのストーリーがあったような感じで、その吊し上げシーンでもさやかがまるで戦隊モノの悪役のようなノリでリアリティが無く、かえって修羅場のシリアス感を失っていました。
主人公はウジウジしていますし、旦那も同じ感じで影が薄いですね…ヤンキーの女友達はあまりに感情的に正義感を振りかざしていて、こちらもやはり戦隊モノのヒーローか何かを連想します…笑
戦隊モノと繰り返しましたが、それだけチープな感じがしてしまうということです。
もう一つ言うと、この作者さんは根本的に男女関係について誤解されている思います。
ヤンキーの女友達が悪女あやかに、自分が一番大切なうちは無理、自分より大切な相手を見つけないとみたいなことを言っていますが、これは全然違うと思います。
こういうあやかみたいな子は自分を大切にしていないから相手に愛されないのですよ。
自分も相手も大切に出来ないと良い人間関係など築けません。
そういうことを含めて作者ご自身がもう少し勉強されたほうが良いと思います。
正直に書かせていただいたら辛辣な内容になってしまいましたが、絵は美しく魅力的でした。
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にぶんのいち夫婦