5.0
良かった
地に足ついた作品。
前科者の罪を犯した理由も、自分だってそういう立場にならないとも限らない、と思わせるリアリティーがある。
罪を終えた前科者が、死なせた兄の墓参りに行きたいと思う気持ちもわかる。罪を犯したから、悪人なわけでもない。
周りの人の証言に、自分が思い違いで罪を犯したのかと動揺する姿も、もしそうならなんて悲劇なんだろう、とドキドキしました。
でもどんな時にも、前科者の心に寄り添う保護司の主人公の姿に、こういう方が世の中に沢山おられたら、再犯率下がるだろうと思った。
- 20