3.0
一歩間違えれば誰にでも起こるお話
「ゴミ屋敷の女」と「引きこもりを30年続けた女」を読みました。
どちらも悲惨な結末ですが、一歩間違えれば誰にでも起こるお話だと思います。
【ゴミ屋敷の女】
二次元に夢中になることが悪いのではなく、行き過ぎが良くないのだと思います。
仕事で得たお給料の全てを二次元のために費やすのではなく、何かあったときのために、毎月いくらか貯金しておいた方が良いと思います。人生何が起こるか分からないから。
主人公もせめていくらか貯金しておけば、派遣切りされた後も、何日かは食い繋いでいけたかもしれません。
【引きこもりを30年続けた女】
引きこもりになった主人公の悲惨な末路が時系列に描かれていて、分かりやすかったです。
面倒を見てくれていた高齢の母親が亡くなり、アパートに追いやられた主人公がその後どうなったかが描かれていればもっと良かったと思います。
しかし、主人公の身体の状態からすると、人生の終焉は目の前に迫っているのかもしれません。
主人公だけでなく、引きこもりの主人公を甘やかし過ぎた母親にも非があると感じました。
しかし、一度引きこもりになってしまうと、復帰は難しいイメージがあります。
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