鹿の子bergamotさんの投稿一覧

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  1. 評価:5.000 5.0

    う~ん(唸る)❗❗面白い❗❗

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    この方の作品は、どれも人生の教訓と成る様な場面が多々あり勇気付けられますが、良いキャラが多い分、広げた風呂敷が素晴らしいだけに、最後の追い込みで、もう少し登場人物達の話が読みたいと皆様のコメント同様、常々感じております。

    「あとがき」 にて補足された感じで物足りなかったりと…
    その分、こちらの作品は「あれ?これで話を終えるの?」と思う事が、取り敢えず無かったかと感じました。

    登場人物達の人間味が本当に素晴らしい。
    「敵か味方か」…敵とは?味方とは?
    …誰にとって?…何に対して?

    ヒロインの立場にしても <イエスマン> であることの背景描写からの成長。全ての否定も、そこでは役に立たなかっただけで、<親の教え>が活かせる場面も有る訳です。

    登場人物達、各々の心の受け止め方にしても、臆病だからこそ始めての事には防衛反応から[最善]を選択したのではと感じる場面もあり、何もこれは<ヒーロー>だけが特別なのでは無いのだなと思いました。

    イザークの[テオドールの今後] に見せた対応策。を含めた国民の生活を自分の目で確かめる思慮深さと人徳による情報力。迅速な決断と対応による行動力は、正に[王の資質]だと唸らされます。

    ヒーロー&ヒロインの、言葉の端々のズレには、ヒーローも「そう来たか⁉」と思う場面が面白かったですし、テオドールの爆笑は同感です。そのテオドールに関しても、本当に無責任なのか扱いに困る印象でしたが、中々どうして(フフ笑)

    王妃の人生の重みは、切なくなります。

    とにかく登場人物のイメージが良い意味でガラリと変わります。
    国王陛下だって人間。イザークへの言葉は、今を生きる王妃への労りと、イザークの母に対する贖罪でイザークからの憎しみを一身に受ける為だったのでは?と…

    王宮では0所か➖からのスタートですが、テオドールの協力で良い人脈作りも望めそう。

    現実世界でも、[親と子] [上司と部下] [友人]など、その相対する人物や環境で、心情や対応は変わるものですが、肩書きではなく[人と人] なのだと当たり前の事を感じさせてくれ、暖かい気持ちになる作家さんだと、改めて思える作品でした。

    この作家さん特有の年齢設定が曖昧な件で深読みし過ぎて、第一王子と第二王子の実母の性格から<実は生後直ぐ取り替えられた・入れ違い>なのでは?とまで疑いましたが…

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