4.0
杏子のほうが損をしているように感じる
杏子は玲の人生を背負わされているのに、玲は杏子の人生を生きることで、自分の望んでいたものを次々に手に入れている。そのうえ、杏子自身の人生はいつまでたっても戻ってこない。
杏子は玲の人生の後始末を引き受けすぎている
シングルマザーとしての負担。 玲の身体で、思春期の希子を育て、母親としての役割を担っている。
玲の人生を支える負担。 玲の理解者として、希子の世話だけでなく、将来まで一緒に考えようとしている。
自分の人生を失っている。 杏子は本来の自分の身体で生きられず、自分の将来を自分で選ぶことさえ難しい。
玲だけが得をしているように見える
杏子の身体で生きる玲が手に入れたもの
キャバ嬢として成功する機会、モラハラ夫から離れられる環境、
新見との関係を続けられる可能性、自分の能力を認めてもらえる環境
玲の身体で生きる杏子背負っているもの
希子を育てる責任、玲の家庭や将来について考える役割
真里亞との問題から逃れられない苦しさ、今後また真里亞の金づるになりそう
自分自身の人生を取り戻せない状況
それぞれが得た自由と、引き受けた責任の釣り合いが取れていないと思う。
玲は、自分が望んでいた生き方に近づいている。
一方の杏子は、玲の人生を維持するために必要な役割を、どんどん引き受けているように見える。
しかも玲は、杏子の身体のまま新見を好きでいる。
杏子が本来の身体で生きていれば、新見との関係も含めて、自分の気持ちや未来を自分で選べたはずなのに、今はそれすら自由にならない。
玲が杏子の身体で恋愛や仕事の可能性を持ち続ける一方、杏子は玲の身体で母親としての責任を負い続ける。
玲は杏子を都合のいい存在として扱っているのか
玲が杏子を本当に大切に思っているなら、杏子の優しさに甘えるだけでなく、杏子が失っているものにも目を向けなければいけないと思う。
そして、真里亞との関係もそう。
杏子は希子を育てるために、自分の人生を諦めなければいけないの?
私は、そうであってほしくない。
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ライフトレード~主婦とキャバ嬢の交換人生~