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最後あたりのエステレラとナルの後ろ姿が、まるで二人の間のこのように見えて、将来を予見するようなシーンになるのかしらと思いました。
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79184位 ?
最後あたりのエステレラとナルの後ろ姿が、まるで二人の間のこのように見えて、将来を予見するようなシーンになるのかしらと思いました。
仲村先生の作品は、キャラを遊ばせるのも、その世界で生き、成長させるのも、上手だと感じます。
どの作品にも独特な表現や擬音が多く、作者ワールド全開だとは思います。しかし違和感はありません。表現の種類が豊富だからこそ、その機微に触れていき、個人的見解の邪魔なく、純粋に世界観に入り込めるのではないかと思います。
話が進むごとに、絵も大人びて、年齢設定は…分からなくもないのですが、無理があるような…。作品終盤にかけて、キャラがのちの「スキップ・ビート」に通ずる原型?のように感じました。先生の好みでしょうか…まぁ、私もそういうのが好きだから読者なのですが。
短編でも良いので、(無理くり敵を作って中弛みしてはしょうがないですが)それぞれの選んだ道の続きが読みたいです。
運も実力の内。主人公の境遇から見れば、同じ波乱な運命のスタートを切る幼馴染に比べて、大出世の階段をかけ上がっていきます。しかし読み進めれば進むほど、ヒロインはとても強かで、謙虚で貪欲な努力家ですから、引き寄せるものは運ではなく必然的なチャンスだと感じます。そして欠かせないのが、ロマンある時代背景。今時の映画化されるような作風や絵にはない、魅力と色気ある線画に引き込まれます。
史実が織り混ぜられていて、読んでいてどこまで本当か分からず、読みきってしまった後はひたすらヒッタイト帝国を検索しました。読み始めは話数が多いと感じていましたが、壮大なロマンのあるお話で、話数を重ねるごとにのめり込んでしまい、続きが早く読みたいという欲望を前にしては抗えず、ポイントの追加には泣きが入りましたが(--;)最終話に近づくにつれ、終わってしまう切なさに駈られました。恋愛ストーリーが中心になる作品にはハマらないのですが、篠原千絵先生の作品にはどっぷり入り込んでしまい、ついつい徹夜しては続きを読んでしまいました。ヒロイン、というよりはヒロインを取り巻く男性陣が完璧で、それぞれキャラと信念が立っていて魅力的です。今は「夢の雫、黄金の鳥籠」を一気読みし、配信待ち…しきれず、完結している「闇のパープル・アイ」に走っています。
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帝国一の悪女に溺愛がとまりません!