4.0
生々しい内容
画風は柔らかいが内容は生々しく残酷。毒親サバイバーとして様々な体験が描かれている。絶縁したり死別したり、サバイバーたちが決意を持って毒親との関係を断ち切って行く。
その中でも須藤氏のみが両親と対峙し、自身の中の感情に向き合えたシーンはとりわけ特殊。
今まさに毒親問題を抱える方には大変参考になる重要なポイントだと感じた。
毒親に支配される関係から、精神的に脱するキッカケとなる大きな出来事のはずなのだが、作者自身も毒親サバイバーの為かあまりフォーカスされていない。代わりにハタノさんのリアクションを重点的に描かれている。
その事への違和感からも、毒親問題をさらに生々しく感じてしまった。
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毒親サバイバル