5.0
信じて背中を押してまで読みました。
玲が杏子に惹かれても、全然不思議じゃない。
杏子は、玲が大切にしているものを守り、玲自身でさえ言えなかった想いを、代わりに言葉にしてくれた人。
娘の希子の心を救ってくれたこと。 玲にとって、希子は何よりも大切な存在。そんな希子の心に寄り添い、救ってくれた杏子への感謝は、簡単な言葉では表せないと思う。
玲の両親に自分の想いをぶつけてくれたこと。 玲は自分の悩みを贅沢や甘えだと思って、ずっと自分の気持ちを抑えてきた。そんな玲に代わって、杏子は玲の苦しさを理解し、その想いを真正面から伝えてくれた。
自分の悩みは理解されない。自分が我慢すればいい。そうやって諦めていた玲にとって、杏子は初めて、自分の苦しみを自分以上に真剣に受け止めてくれる人だったのかもしれない。
しかも杏子は、玲本人だけでなく、玲が大切にしている希子の心まで救ってくれた。そして、玲が長年抱えてきた家族との問題にも向き合ってくれた。
つまり、杏子は玲の人生の中で、自分自身のことも、自分の大切な人のことも、どちらも大事にしてくれた存在。
恋愛感情って、必ずしも最初から相手を異性として意識することだけで生まれるわけじゃないと思う。
この人は自分を理解してくれる。 この人は自分の痛みをわかってくれる。 この人は、自分が守りたい人まで大切にしてくれる。
そういう経験が積み重なって、感謝や信頼が、いつしか特別な愛情に変わっていくことは十分にある。
だから、玲が杏子に惚れても不思議じゃない。
むしろ玲にとって杏子は、単に好きになる相手というだけではなく、ずっと孤独だった自分の世界を変えてくれた人なんじゃないかな。
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ライフトレード~主婦とキャバ嬢の交換人生~