4.0
母がパチンコ依存だったので
パチンコ依存の女だけ読みました。
4〜12歳の頃(4歳以前は記憶がない)、母がパチンコにはまっていて、深夜2時までお腹を空かせて帰りを待っていたり、夜10時過ぎに母の携帯から呼び出されて3駅先のパチンコ屋まで電車に乗って行ったり(最初の頃は4歳とかだったので一人で電車に乗るのすごく怖かった)、子どもは入れないのでパチンコ屋の前で何時間も待っていたり、マシな時は千円渡されてパチンコ屋近くのマックやデニーズで一人でご飯食べなら待ってたり…、
車の中で何時間も待たされた時は、知らない男の人が窓をドンドン叩いて話しかけてきてすごく怖かったなぁ…(怖くて窓開けなかったけど、今思うと良い人だった可能性もあるのかな…、当時は知らない男の人が一人でいる幼女の私に話しかけてくるの怖いだったけど)なんてことを思い出しました。
ある程度の年齢になったからわかるんですけど、育児も父方の祖母の介護もすべて母に押し付けて残業を理由に(そもそも本当に残業だったのかな)家に居なかった父がだいぶ悪い。土日も仕事の付き合いとかでゴルフ行ってたし…。
この漫画を読んであらためて思いました。
小さな子供を子育て中の夫婦の旦那さんは、出来るだけ早く家に帰ってあげて欲しい。
この漫画だって、旦那さんが家に早く帰ってくる家だったらバレるから奥さんはそもそもパチンコ行けなかったはず。
子どもは母親だけじゃなくて夫婦二人で育てるものだと思います。
私は大人になって、今生きてるからこう思えるんですけど、母がうつ病になったり、私を道連れに自殺したりするわけでもなく、パチンコ依存程度ですんで良かったと思ってます。私が母の立場だったらと思うと、しんどすぎて耐えられる自信がない。
子育てが始まってから母親だけがパチンコ依存になるケースに関しては、悪いのは母親だけではなく、母親が逃げ場を求めてしまうくらい追い詰めた周囲の環境のせいなのも大きいと思います。
子どもの為にも、二人で子育てしてくれる男性と結婚したいとあらためて思わされる漫画でした。
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依存極楽・中毒パラダイス