5.0
尊い
最終話まで読み、何度も読み返しています。
1000年も前の物語が原作だそうですが、入れ替わり、出世、恋愛、呪術など沢山の要素がからまってドキドキの連続。
特に、後半は帝が沙羅(睡蓮と偽る)への思いを募らせるも、過去の秘密から寵愛を受け入れられない沙羅との関係にドキドキしました。帝、人格者でとにかくセクシーです。。
主役、脇役、ちょい役に至るまでどのキャラクターも魅力的。
親友つわぶきの恋愛事情については、現代ではゲスと一蹴されそうですが、それでもなぜか憎めない人たらしなキャラクターに仕上がっているのも作者さんの凄い所かと感じます。
また作中に笛や桜、紅葉などが効果的に使われ、特に実在の和歌が何度も登場し優美な世界観を作っています。
かなりはまったので長くなりましたが、最終的にはシンデレラストーリーなので安心して読んで欲しいです。
- 125
とりかえ・ばや