3.0
恋愛よりもサスペンス要素が強い作品でした。
恋人に突然去られ、妹は殺され、その赤ちゃんは行方不明、元恋人と再会、一緒に犯人を捕まえる・・・
なんて波乱万丈な人生を歩むヒロインだろうと私なら嫌気がさしますが、元カレと穏やかに過ごしていけそうでよかったです。
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5268位 ?
恋愛よりもサスペンス要素が強い作品でした。
恋人に突然去られ、妹は殺され、その赤ちゃんは行方不明、元恋人と再会、一緒に犯人を捕まえる・・・
なんて波乱万丈な人生を歩むヒロインだろうと私なら嫌気がさしますが、元カレと穏やかに過ごしていけそうでよかったです。
誰にも相手にされないのが悲しくて一生懸命努力して本音を隠して生きてきたヒロインですが、偶然が重なって何度も素の自分を上司に見られてしまいます。
ヒロインはそれがイヤだったようですが、上司は素のヒロインを受け入れてくれます。
結果的にやっぱりムリをしながら生きるのはしんどいだけ、本来の自分を認めてくれる人に出会えるのが幸せだなぁと感じましたました。
二人の関係がなかなか進まずじれったいこともありましたが、お互いが心を許し合える素敵なパートナーになれそうでよかったです。
放課後に命かけてまともな授業をしない教師はどうかと思うけれど、ある意味生徒にまっすぐ向き合っているのかな、とも思いました。
鳥居くんも最初はゲーム感覚だったのに、立川先生にどんどん本気になっていくのがキュンキュンしました。
立川先生も徐々に鳥居くんを意識し出して・・・
なかなかよかったです。
あまり読む機会のなかった着物がキーワードのお話でした。
若旦那は設定よりも若く見えたけれど、落ち着いていてギャーギヤー騒ぐ主人公を指導したり諭したりとても大人な男性でした。
でも時折見せるくだけた表情が可愛かったです。
老舗の若旦那をしているけれど、それまでに諦めたことや後悔していることを心のどこかで忘れられなかったんだな、と思うと切なくなりました。
主人公の千鳥より若旦那の方が魅力的で、いっそ若旦那を中心にした物語でもいいのでは?と思いました。
感情を表に出さず、冷たい印象のツェランですが、ユラがピンチの時には必ず助けてくれて、ユラの気持ちをわかってくれます。
そして、ここぞという時には愛する気持ちをまっすぐ伝えてくれます。
とてもかっこいい伯爵様です。
領民のこともしっかり考えていて、知れば知るほど素敵さが増します。
ユラは人を疑うよりも信じることが大切だと考える純粋な女の子。
その信念からからまわりすることもあるけれど、素直で優しくツェランに助けられながら生きていきます。
絵も好みで読みやすく、特に男性はかっこよかったです。
箕面くんへの恋心を秘めながらの告白ゲーム。
本心だと言いたいのに友達の手前言えない&箕面くんもゲームと知っていて傷つけてしまう。
最初の拗れがなかなかとけない主人公にはがゆくなりながらも、一生懸命な姿に高校生らしさを感じました。
過去にトラウマのあるヒーロー、自分を責めて生きてきたけれど、アビーに出会って自分を許せるようになってよかった。
アビーも素直で家族思いの優しい女性。
一緒にいて安らげるし、素敵な家庭が作れそうだなと思いました。
ただごめんなさい、絵は好みではありませんでした。
伊誓くんが完璧男子なのに他の女子には目もくれず、琴子を一途に想っているのがいじらしくてうらやましい。
琴子は伊誓を恋愛対象として見ていなくて、その鈍感さに伊誓がかわいそうになってきます。
こういう設定のマンガって、ヒロインが恋愛に疎くて子どもっぽくて・・・というのが定番ですが、この作品ももちろんそうです。
私的にはそういう女の子はちょっと苦手なので、イラッとすることもありました。
グレースが頭がいいだけの真面目で面白味のない女性ではなく、自然体でチャーミングなのがよかった。
もちろん勘違いやこじらせもありましたが、他のハーレクイン作品よりアッサリしていて、読んでいても嫌な気持ちにならなかった。
ただ、ハラハラドキドキ感は少なく、おもしろさには欠けるかなと思いました。
ハーレクインには珍しく、高慢で感情の起伏が激しい迷惑ヒーローではなく、理性的で穏やかなヒーローでよかった。
でもその代わりにヒロインの姉や婚約者だと思っている男、親友が最低だった。
あんな人たちに囲まれていたら人間不信になりそう。
後半から少し重いテーマも入ってきますが、最後には安定のハッピーエンドで締めくくられています。
タイトルの「億万長者」が必要かどうかは疑問です。
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残酷なランデブー