5.0
雰囲気のある濃い作品
近世のイギリスが舞台で、貴族や吸血鬼、王立図書館などの街の描写にとても雰囲気があります。
始めは吸血鬼×偽装結婚ものかと思っていましたが(実際そうですが)
根底は子爵という身分を失ったクラリエの貴種流離譚で主人公を応援したくなります。
女性だと作家になれないとか、
妻は夫に従うのが当然という世界で
ブラドが吸血鬼だからこそ、当たり前の価値観を疑っているところも深い設定だなと思います。
偽装結婚したクラリエとブラドには性的な関係はないものの
吸血行為はまさにその代わり。
首絞めプレイのように危険と快楽の狭間で吸血を求めるクラリエにぞくぞくしました。
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3
眠れぬ夜には牙を立てて