5.0
言葉にできない思いを言語化しようとすると、自分自身に向き合わざるを得ない。その過程で自分の気持ちを知り、時に救われ、また折り合いをつけながら生きている。言語化したものの、伝えるべき相手に伝えられなかったり、言ったところで変わらないと諦めることが常になってきている。その言葉が相手に届き、受け入れられる喜びを思い出させてくれた。
選んで相手に手渡す言葉と、声には出さない言葉。漫画ならではの表現が効いている。美しいやりとりを何度もスクロールを巻き戻しながら、読んだ。
読み終えた直後には、「いい」としか言葉が出てこなかったが、再読の前にレビューを通じて自身に言語化を課してみた。そうしたくなる作品だった。
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せんせいのお人形