若様は何となく勘づいちゃったんだね。自分が世捨て人だから。
寿子さんに守られた命だから4ぬわけにもいかずに生きてる若様にとって、今は4後を生きているような感覚なのかもしれない。「神様の様なお方」って、言い得て妙だね。
寿子さんは義父に穢された時点で4んだも同然だったところを若様に愛されて救われ、生きながらえたその身体で若様を守れた事、最上の幸せだったと思うんだよね。
穢されたまま絶望の中で生きても、結局自4していたと思う。
それはずっと2人で長く添い遂げられたら幸せだっただろうけれど、欲を出せばキリがないもので…本来不幸に4ぬ筈だった女を幸福の中で4なせてやる事が出来た、その事にいつか若様、気付いて欲しい。そして寿子さんの為にも、自分を赦してあげられますように…
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声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~(分冊版)
089話
第26話(4)