4.0
主人公が行動的で気持ち良いRTA展開
破滅フラグをへし折るため、悪役令嬢の主人公が自ら次々動いていくのは見ていて爽快でした。
気になる点が3つほど。
まずは侍女のセナイダ。執事のヘラルドの企みに協力すると言いつつ、アレクサンドラへの忠誠心は全然なかったはずなのに、なぜヘラルドの調査物を暴いたのか?宝石で買収する話が先にきてるならまだしも、違和感が残った。
2つ目に、悪役令嬢といえど嫉妬から暴漢に襲わせようと画策したり、学校でのイジメの手引き(自分が直接手を下してなくとも)など、とても許容できる人格ではなかった。ゆえに最後までアレクサンドラを好意的に見ることはできなかった。
3つ目にアレクサンドラが暗殺者に対して囮になる場面。武術を身につけてないお嬢様が、焦っているとはいえ暗殺者から簡単に逃げられていたのが違和感すぎて、暗殺者ルート自体なくてもよかったのでは?と感じた。
以上の懸念点はあるが、RTAと謳う通り24時間での主人公の行動にスピード感があり、最後まで一気に読みたくなる面白さと、絵の綺麗さ、読みやすさがよかった。
そしてエピローグ1が、なるほど予想してなかったホラー展開で面白いラストでした。
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残り一日で破滅フラグ全部へし折ります ざまぁRTA記録24Hr.