5.0
欲....良くも悪くも
“まだ”平和な場所で過ごしている人の日常にも常に、人の欲が隣り合わせにあって、人と人が繋がる事で絡み合う欲で“世間一般”での越えてはいけない線を越えては、手前か線の上に戻るを繰り返す。
この漫画の主人公は“世間一般”の超えてはならない線すら分からずに、自ら越えたのではなく、幼少期からの環境で既に越えた線からスタートして、自身の欲ではない事から、自分自身の欲へ突っ走った感じだなーって思います。そんな中でも、発言や思考、心と裏腹な感情が入り混じっていく姿や描写が切ないです。
作中のディビット?あいつが個人的に一番嫌悪感感じました。たとえ彼もまた幼少期に体験した過去に、押し付けられた欲のせいであっても。
そんなランの母の勝利がスカッとしました。
この漫画は凄く絵も話も大好きです。
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繭の宴